VIX指数(恐怖指数)とは?知ってるようで知らない株用語解説

VIX指数(恐怖指数)とは?知っているようで知らない株用語解説 基礎知識

 

こんにちわ、もちこです。
今日は【VIX指数(恐怖指数)】について解説したいと思います。

恐怖指数というと少し怖そうな印象を受けますよね。
その名の通り、【投資家が市場に対してどのくらい恐怖心を抱いているのか】というのを数値化したのがVIX指数です。

これだとやや漠然とした表現なので、具体的に解説してみます。

 

VIX指数(恐怖指数)とはなにか?

 

VIX指数は、すごく簡単に言うと投資家が市場に対して抱えている恐怖心を数値化したものです。(SAN値みたいなものでしょうか)

通常は10~24くらいの間で推移しています。
楽観視されているときは8~9くらい。
30~40までいくと市場に対する恐怖がかなり募っているのだそう。

 

でも、投資家の恐怖心なんて、どのように算出しているのでしょうね。
というか人の心理を数値に表すこと自体が非常に難しいと思うのですが、アンケートでもとったのでしょうか。

 

大丈夫です。
アンケートよりも確実であろう方法で算出されています。
恐怖指数は投資家達の行動によって現れる、株価のボラティリティーを基にして計算されているのです。

 

 

VIX指数の算出方法

VIX指数というのは、アメリカの主要3指数のうちの一つである【S&P500】オプション取引のボラティリティーをもとに計算されている指数なんです。

 

と言われてもよくわからないと思いますが、実際の計算式を見るともっとわからなくなりました。
それでも見てみたい方はコチラへどうぞ。

恐怖指数 - Wikipedia

 

見ていただいた方ならわかると思いますが、理論的バックグラウンドを見てもサッパリわかりません。

何? 「Σ」って何? ビックリした時に使う顔文字?( Σ(;´∀`)←こんなん)確かにびっくりするほど難しいですが……。

 

そんなわけで算出方法はほぼ謎なので、ここでは割愛させていただきます。ごめんなさい。
興味があれば数学に明るい方に聞いてみてくださいませ。

 

ボラティリティーが高い=恐怖心の現れ

 

算出方法はとにかくとして、前述した通りVIX指数は【S&P500】オプション取引のボラティリティーをもとに計算されている指数です。

 

では、ボラティリティーとは何かというと、ご存知の方も多いかもしれませんが、値動きのことを指します。
ボラティリティーが高い=値動きが激しく、ボラティリティーが低い=値動きが少ないということですね。

 

そして、ここからが少し重要です。

 

市場に対する不安が募ると、株の値動きは激しくなりやすいのだそうです。
つまり、株価が極端に下がったり上がったりしてしまうんです。

逆に、市場に対して楽観ムードが覆っているときは、そこまで激しい値動きにはならないのだそう。

 

文章で見てもわかるような、わからないような感じですよね。
例を出して具体的に考えてみましょう。

 

ボラティリティーが高くなる日の例

想像してみてほしいのですが、
【どこかの国が財政破綻してしまった日】【特にこれといったニュースのない、ごくごく普通の日】を比べると、前者の方が株価が動くと思いませんか?

 

それか、もっと身近な例で考えるなら、
【もちこ屋HD】という銘柄があったとして、【もちこ屋HDの社長が草餅の食べ過ぎで緊急搬送された日】【何のニュースもない日】だと、どちらが株価が動きやすいでしょうか。
これだとよくわかりますよね。勿論社長が緊急搬送されたときです。

 

きっと株主達の間では、

「大丈夫かよここの社長」
「社長草餅好きだったんだ」
「草餅銘柄ってどれ?」
「こんなアホな社長に会社任せられるか! 解雇せい!」

なんて意見が飛び交うことでしょう。
そして株価は大きく動きます。

(普通だと社長に何かあった場合は株価が下がると思いますが、世間がそのニュースを面白がって一気に会社の知名度が上がれば、もしかしたら買われて上がるかもしれません)

 

これは個別の話ですが、相場全体で見ても内容は大体同じです。

先程の例のように財政破綻等の経済危機、大きな災害、他にも市場を揺るがすような事件が起きてしまったときは、非常にボラティリティーが高くなるのです。

そして、そのボラティリティーの高さによって、VIX指数は算出されます。
なんとなく、VIX指数が高くなる原理がわかるような気がします。

 

 

VIX指数はこの先どうなるか、という不安を反映している

VIX指数の原理がなんとなくわかったところで、改めて考えてみましょう。

VIX指数はボラティリティの高さによって、市場に対する恐怖心を測るんですよね。

 

勿論それにも意味があると思いますが、それだと【今、この時にどれだけ恐怖心があるのか】ということしか分かりません。

でも、ご安心ください。VIX指数はS&P500のオプション取引のボラティリティーを基にしているのです。

 

※オプション取引とは
【特定の金融商品を、あらかじめ決めた金額で、いつ買うのか】という権利を手に入れる取引です。

例えばS&P500であれば、半年後にS&P500を3,000ptで買う権利を買う、ということ。
権利は行使することもできますし、放棄することも可能です。
先物取引と似ていますが、オプションの場合は権利を購入しているので少し違います。詳細はまた別の記事で。

 

オプション取引のボラティリティーを基にしているということは、少し先を予測している数値を基にしているということです。
なので、将来的な不安感の数値として機能しているわけですね。

 

S&P500が低くなるとVIX指数は上がりやすい。

 

S&P500とVIX指数が密接な関係にあることは説明した通りですが、この2つの指数は連動するのではなく、逆行して動きやすいという特徴があります。

つまり、S&P500が上昇して株高が訪れている場合、VIX指数は下落します。
逆に、S&P500が下落して株安となってしまった場合、VIX指数は上昇するのです。

冒頭でも少し説明しましたが、改めて見てみましょう。

■VIX指数目安
楽観視ムード:8~10くらい。
通常:10~24くらい。
悲観ムード:30~40くらい。

上記の数値がだいたいの大体の目安です。

 

VIX指数の史上最高値はリーマンショック時に記録した10月20日の80.86(終値)。
同じ日のS&P500は大幅に下落しているので、まさに逆行している動きだといえます。

ただ、S&P500とVIX指数は逆行することが多いというだけで、両方の動きが同じになることもあります。

 

ボラティリティーの周期

 

VIX指数はボラティリティーを基にして算出されていることはお伝えした通りですが、ボラティリティーには短期的・長期的な周期があるのだそうです。

短期的な目線でいえば2019年5月以降は90日の周期となっており、現在は上昇から下落の40日目付近。

また、長期的な目線では14年間という周期があり、2019年は11年目の底這いしている時期に当たるのだそう。

この周期の14年目にあたる2022年9月までには、大きな暴落(VIX指数の暴騰)が起きると予測されています。

 

この周期性は全体相場を予測するうえで非常に役立ちます。
ボラティリティーが高くVIX指数が高くなれば売り手の多い市場となり、ボラティリティーが減ってVIX指数が下がれば買い手が多い市場となりやすい為ですね。

 

ただ、これは必ずしもそうなるというものではなく、あくまで目安なのでご注意ください。

 

下落相場が続くとVIX指数に注目が集まる?

VIX指数は相場全体の雰囲気が悪い場合に、投資家の注目が集まります。

直近でいえば2018年前半は下落相場が続いていたのだそうで、VIX指数と日経平均との連動性が顕著であったことも重なり、非常に話題になったのだそうです。

つまり、地合いが悪ければ悪いほど注目され、地合いが良い時はほとんど注目されないということ。
これは相場に対する恐怖心を表す、というVIX指数の性格をよく表している特徴だといえます。

VIX指数は日経にもあります

S&P500のオプション取引を基にしているVIX指数、非常に役立ちそうですよね。
でも、これは米国の株式指数を基にしている指数です。
日本にも似たようなものがあれば便利そうですよね……。

 

と思ったら、既にありました。
日経VIというのが、日経のボラティリティーを基にして算出されたVIX指数です。

日本株を扱っている方なら、VIX指数だけでなく日経VIもチェックしておくと、全体相場の流れを予測しやすいかもしれません。

 

VIX指数にも連動型ETFがあります

VIX指数の説明を聞いて、「景気が悪くなった時でもVIX指数と連動して利益が出せるETFないのかな」なんて思いませんでしたか?
私は全然思いませんでした。

なんですが、何となく調べている最中に見つけました。どうやらVIX指数と連動する形のETFがあるそうです。

勿論日経VIと連動するETFもありましたので、ダブルインバース等と同じく指数が下がっている時に活用できそうです。

 

VIX指数まとめ

ここまでの流れをざっとまとめてみますよ。

 

・VIX指数(恐怖指数)は市場の将来に対する投資家の恐怖心を表す数値。
・高ければ高いほど恐怖を感じている人が多い。
・S&P500のオプション取引のボラティリティーを基に算出している。
・楽観視ムードの時は8~10くらい。
・通常は10~24くらい。
・悲観ムードの時は30~40くらい。
・VIX指数とS&P500は逆行することが多い。(S&P500が上がればVIX指数下がりやすい、という感じ)
・日経のVIX指数もある=日経VI。
・VIX指数や日経VIと連動しているETFでは下落局面でも利益を得ることができる。

以上です。
VIX指数はよく見る指数だとは思っていたのですが、市場に対する恐怖心を表していたんですね。

 

普段個別銘柄ばかりさわっていると視界が狭くなるのか、朝の時点で株価指数のチェックをするくらいに留まりがちです。

ですが、全体相場を観察できる視点を手に入れられたら、地合いを読んで取引の成功率をあげることもできそうですよね。
そんなわけで、VIX指数も今日から確認してみるとします。

 

では、今日はこの辺で失礼します。

 

 

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