こんにちわ、もちこです。
突然ですが、あなたは相場の空気を読めますか?
日本人特有の超能力と言われる【空気を読む】ですが、実は相場にも読むべき空気があるのです。
恐らくあなたも感じたことがあるでしょう。
「今は行ってもいいときだー!!」というのと、
「今は何もしちゃいけない時だ……」という空気です。
要は、市場が活発になってウェイウェイいっている状態か、市場全体が萎れている状態かということですね。
この状態を【リスクオン】・【リスクオフ】と言われますが、今回はこれを解説してみたいと思います。
リスクオンとは何か?
まず最初に、
リスクオンというのは
【景気拡大への期待がある・または不安が少ない状態で、リスクを冒しても利益を追う動き】
のことです。
例えば、
米国の経済指標が全て好調を示すもので、
主要企業も軒並み好決算。
勿論日本株も絶好調になって、
日経も30,000円超え!!
なんてことになったとします。
そんな時に、あなたはどうしますか?
恐らく「こんな雰囲気が良い今なら何でも行けるっしょ!」という感じで、様々な銘柄を買いに走るのではないでしょうか。
そして、同じ考えの人たちで市場は非常に活気づくことになりますよね。
これがまさにリスクオンの状態です。
リスクオンになると、多少のリスクを冒しても利益を得ようとする動きに出るので、ハイリスクハイリターンな金融商品に資金が流れやすくなります。
例えば、原油や株式なんかですね。
それから為替相場では新興国通貨も活発に取引されるようになります。
リスクオフとは何か?
リスクオンとは逆に、
リスクオフというのは
【景気後退への懸念がある状態・あるいは地政学的リスク等がある状態で、リスクを避ける動き】
のことです。
例えば2018年ころからくすぶり続けている米中貿易摩擦のように、
主要先進国同士で貿易戦争が起きて、
各国の経済指標もがた落ち、
さらに何か大きな災害が起きてしまった……
なんてことになったとします。
そんなとき、あなたはどうしますか?
恐らく、「いつまで下がるか分からないし、今は怖いんで何もしたくないです」という感じで、なかなか株の売買をする気になれないのではないでしょうか。
そして、同じように考える人たちが多いので、非常に静かな市場になりそうですよね。
これがまさにリスクオフの状態です。
リスクオフになると、リスクが低く安定した資産運用をしたがる人が増えるので、ローリスクローリターンな金融商品に資金が流れやすくなります。
例えば、債券や金なんかですね。
それから、為替相場では米ドル/日本円/スイスフラン等の安定した通貨の取引が活発になります。
リスクオン・リスクオフの見分け方
リスクオンなのかオフなのか見分けるためには、様々な指標や金融商品の価格に注目してみるとすぐに分かります。
まずは代表的なところでいうと、VIX指数(恐怖指数)によって判断できますよ。
VIX指数とは、S&P500オプション取引のボラティリティを基に計算された指数であり、投資家が市場に対して抱く恐怖心を数値化したものです。
目安として、VIX指数が30以上になると市場に対する恐怖感が強くなってきていると判断するので、例えばVIX指数が50にもなっていたらリスクオフムードになっていると見て間違いないでしょう。
※恐怖指数の詳しいお話はこちらをご覧ください。

金融商品で見るリスクオフ・リスクオン
恐怖指数のほかに、為替・株・債券・先物等の価格に、わかりやすい特徴が出ることもあります。
代表的なところでは、株式と債券です。
債券は安定したローリスクローリターンの金融商品の代表であるため、債券市場に資金が流れているとリスクオフムードと判断できます。
逆に、
リスクオンとなっているとハイリスクハイリターンの金融商品である、株式に資金が流れやすいのです。
他の金融商品ではこんな感じです。
・米10年債利回り↓
・金の価格上昇
・米ドル/円/スイスフランの取引増
※特徴・・・安定していて、ローリスクローリターンの金融商品。
■リスクオン
・米10年債利回り↑
・原油価格上昇
・英ポンド/加ドル/ユーロ/豪ドル等の新興国通貨の取引増
※特徴・・・不安定で、ハイリスクハイリターンの金融商品。
リスクをとるか? リスクを避けるか?
リスクオフとリスクオンは分足や日足のように、切り取った期間によって見方が変わります。
個別銘柄も、5分足で見ると下降トレンドでも、月足で見れば上昇トレンドの中にあったりしますよね。
毎日のリスクオン・オフに左右されるというよりも、大きな流れで見た時にどちらかに傾いているのか判断してみると、日々の変動に惑わされずに済みそうです。
取引のやり方は人それぞれで、
流れに逆らうにせよ、
流れに任せるにせよ、
流れを知らなければできないことですよね。
是非相場を眺めるときに、今はリスクオフなのかリスクオンなのか、少しだけ気にしてみてください。
では、今回はこのへんで失礼します。
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