こんばんわ、もちこです。
今回はゲームの話です。
最近株に関して色々調べたり取引したりすることが多くて、ちょっとだけ疲れていたんです。
ありますよね、詰め込みすぎて疲れているとき……。
そんな疲れたときにオススメのクソゲーがあるので、紹介しますね。
タイトルは【MIND SEEKER(マインドシーカー)】
伝説の理不尽ゲー・運ゲーなので、ご存知の方も多いかもしれません。
1989年にナムコから発売されたエスパー養成アドベンチャーゲームです。(もうこの時点でおかしい)
どんな内容かというと、エスパーキヨタという人の元にあなたが弟子入りして、超能力を開発するゲームなんです。
ただ、その実態は超能力の開発とは名ばかりの、とにかくすべてが運で決まる極悪な運ゲー。
ストーリーを進められるかどうかは運次第。
ゲームがクリアできるかどうかも運次第。
あの時代だからこそ許されたようなスーパー理不尽仕様です。
内容をざっくりと紹介します。
ゲームスタートすると、主人公たるあなたは超能力開発センターという場所にいます。
どうやらここでエスパーキヨタという人の元で超能力の開発を行うようです。
でも、その特訓の内容が本当にひどい。
●部屋を暗くして瞑想しろと言われて、宇宙の映像を見せられたり(特に意味もなく見てると不安になってくる)
●透視しろと言われてひたすらカードを選んだり(運なので頑張りようがない)
●ランプを(運で)点灯させろと言われて、ひたすらAボタンを連打したりします。
他にも、様々な場面で「超能力(運)で何とかしろ」という場面が出てきます。
何なら超能力開発センター内の自室を出るときも運ゲーをしないといけないし、
ゲームをセーブするときも運ゲーをしないといけません。
もちろんできないと詰みです。詰みったら詰みです。
ある程度超能力の訓練を行うと、超能力開発センターの卒業試験というものを受けることになります。
でも、運が悪いと卒業できずにここで詰みます。
なんの容赦もなく、また超能力開発センターで訓練し直すことに……。
はじめてやった人は大体ここで詰むし、詰まなくても「このゲームはダメだ」と気付いて投げると思います。
ちなみに、超能力開発センターを運良く卒業して行けるようになるサイcityという街も精神汚染のような超展開と、意味不明すぎる文章の連続で、プレイヤーの精神力をゴリゴリ削ります。
その一部を紹介しましょう。
まず街の住人たちがみんな「あなたのバイブレーションを見せてください」などと言って運ゲーをふっかけてきます。
しかも、中には突然話しかけてきて運ゲーをふっかけてくるだけでなく、満足な結果を残せないとこちらの経験値を奪っていくとんでもない住人までいます。
さらに、師事しているエスパーキヨタの発言も、ゲームが進むごとに益々磨きがかかってきます。
なんでも地球の人口は80億まで増えて、その後1億人にまで減って、その時に人類は一つになって進化が始まるのだそう。
それと、ゼネフという宇宙意識体がどうとか、色々アレな方面の話も聞かせてもらえますよ。
冷静に見ていると「何言ってんだこのお兄ちゃん」としか思わないのですが、実際にゲームをプレイしてこのメッセージを受信するのは結構レベルが上がった頃なんですね。
なので、当然プレイヤーは疲れ切っていて、「なんかもうそれでいいや」という気分である場合が多いです。
そして、このゲームにも一応エンディングというものが存在するのですが、
それを見るための最終ステージがとんでもない鬼難易度。
一度でクリアできる確率は0.36%とも言われています。
ただ、0.36%の壁を超えて見ることができるエンディングは非常に地味。
というより、これまでの流れの通り意味不明です。
光とか宇宙とか波動がどうとかいう、有り難いメッセージが出てきて終わりです。
やっぱり冷静なときだと「紛うことなきクソゲーだわ」くらいしか思わないのですが、実際にゲームをプレイしてエンディングのメッセージを見ていると、不思議と「そうかもしれない……」と思えるから不思議です。
やっぱりアレでしょうか、エスパーにしかわからない言葉なんでしょうか。
だんだん頭がぼーっとしてきて、【うちゅう は バランス のみだ……】という言葉がやけに心地よく感じられるから不思議です。
私はこのゲームがすごく好きなんです。
疲れた精神に、何か不思議な安らぎをもたらしてくれますよ。
「なんかいろんなものがキラキラして見えてきた」という境地にたどり着けますし、段々と自分の目が濁っていくのを感じます。
極端に疲れた方には非常にオススメのゲームです。
ただ、最後にこれだけはお伝えしておきたいのですが、エスパーキヨタさんという方は実在する方で、その方がこのゲームを出した後に現実でどういうことが起きたのか、ということは知っておいていただきたいなと思います。
内容が内容なのでここでは言及しませんが、このゲームに興味を持った方は是非google先生に【エスパー清田】と聞いてみましょう。
では、またこんど!
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