こんにちわ、もちこです。
今回は低位株・ボロ株について解説してみますよ。
まず最初に、株式投資を始めるときの資金は人それぞれ異なりますが、最初は資金が少ない人が多数だと思うのです。
そんな人にとって魅力的なのが、低位株やボロ株と呼ばれる、株価が非常に低い株の存在。
例えば、不二精機株式会社(6400)という会社だったら、現在の株価は324円(2019/5/31終値)。
単元は100株なので、32,400円あれば買えてしまうのです。
他にも、ジャパンディスプレイ(6740)という会社の株価は、なんと64円(2019/5/31終値)なので、6400円で買えます。
【株=高い】という認識が蔓延していますが、ここまで低い銘柄も存在しているんです。
でも、こういう株には少し特徴がありまして、特に初心者にはちょっと注意が必要な側面もあります。
低位株やボロ株で損をしない為にも、特徴を押さえておきましょう!
■低位株・ボロ株って何?
株価が低い銘柄のことを一般に低位株といいます。
どの程度まで低いと低位株という厳密な定義はありませんが、1株あたり500円未満の株は低位株と呼ばれることが多いみたいです。
さらに、ボロ株というのは低位株の中でもより株価の低い銘柄のことをいいます。(超低位株と表記することも)
これも定義はないのですが、1株あたり100円未満だとほぼボロ株と呼ばれているようです。
■割安と低位株は違うので注意
PER等で表される現在の株価が割安だというのと、株価が低い低位株・ボロ株というのは似ているようで全く違うので注意です。
割安というのは【会社の業績や将来性に対して現在の株価が安い】のであって、株価自体が低いことじゃないんですね。
それに対して低位株・ボロ株というのは【単純に株価が低い】ことを指すんです。
微妙ですが明確な違いです。
■低位株・ボロ株って何でそんなに安いの?
資金の少ない初心者からすると、ボロ株とか低位株は一見魅力的にも見えますよね。
だって、少ない金額で取引ができるってことですから。
でも、安いには安いなりの理由があったのです。
同業他社が多かったり、成長しきっていて発行済み株式数の多い大きい会社は低位株が多くなると言われていますよ。
例えばみずほ(8411)は現在の株価は155.3円(2019/5/29終値)で、東京三菱UFJ(8306)は505.5円(2019/5/29終値)とかなり株価は低いです。
発行済み株式数が多いということは、1000株や5000株程度を売買した程度では株価はなかなか動きませんよね。
つまり、株価が下がりにくいけれど、上がりにくいということ。
ボロ株の場合は会社の不祥事や財務体質・業績などの悪化によって、そこまで下がってしまった場合が多いのだそうです。
これが何を示すのかというと、上場廃止になったり、倒産するリスクのある会社であるということ。
このリスクがあるため、ボロ株は初心者には向いていないという意見もあります。
低位株・ボロ株を取引する際は、その会社の株価はなぜ低いのか、調べてみた方が良さそうですね……。
単純に発行済み株式数が多いのであれば安心して取引できますが、業績悪化の末にボロ株となっていたら、リスクが高い銘柄であると認識したうえで取引する必要があります。
■低位株・ボロ株って人気があるらしいけど?
ちょっとデメリットが目立つ低位株・ボロ株ですが、実は案外人気があるのです。
理由は主に3つ。
まずは株価が非常に低いため、大きな単元を保有しやすく、僅かな値動きで大きな利益を狙いやすいためです。
これは至極単純な理由ですね。
次に、決算後等の材料が少ない所謂【材料難】の時期は、低位株が物色されやすいためなんです。
材料難相場の時は、文字通り材料が少ないために、なかなか株価は動かなくなってしまいます。
けれど高い株はリスクも高いので、安い銘柄で微益でも利益を狙おうとする心理が働くため、低位株やボロ株の人気が出るのだそう。
最後に、これはボロ株に顕著な特徴なのですが、驚くほど大化けする可能性があるためです。
ボロ株は先述した通り、業績や財務体質が悪化した結果ボロ株になっているわけですが、そんな企業が新しいサービス等で業績がV字回復する等のポジティブなニュースがあった場合はどうなってしまうでしょうか。
実は、ボロ株のような極端に期待値の低い銘柄は、良いニュースが飛び込んで来ると普通の銘柄よりも株価が跳ね上がりやすいという特徴があるんです。
いつもテストで90点台をとっている人が100点をとっても「あーはいはい」くらいで終わりますが、普段テストで20点台ばかりの人が急に100点を取ると「何があった? 憑依された?」となることに似てますね。
さらに、値上がり率ランキングなどを見たことがある方ならわかると思いますが、ボロ株や低位株が唐突にランキングに入ってくることがあるんです。
むしろ、どんな地合いのときにも上位50位以内のどこかに、高確率で低位株やボロ株がいるような……。
でも、特に材料がないのに大幅に急騰している低位株に関しては、仕手筋による株価の操作が行われていることがあるので、ここはめちゃくちゃ注意してください。
■低位株・ボロ株は仕手筋に狙われやすい
低位株は株価が低いために大量に集めやすく、徐々に浮動株を集めて、ほぼ集めきったところで買い注文を大量に入れて株価を釣り上げるという、仕手筋による株価操作が行いやすいという特徴もあるんです。
初心者は特に注意が必要ですよ。
仕手筋はわざと株価を急騰させて、それにつられて寄ってくるイナゴと呼ばれる投資家や初心者に十分買わせて株価を更につりあげ、もう十分に株価が上がった時点で自分は一気に売り抜けてしまいます。
【買えそうな値段の銘柄】+【急騰している】というのが非常に魅力的に見えるのはわかるのですが、何も考えずに買ってしまうとそこが最高値で、ある地点を過ぎるとどんどん売りが強くなり結局損切り……というパターンは非常に多いです(私もやりました……)。
仕手株に引っかからないためには、なぜその銘柄が急騰しているのか材料を調べるクセをつけると良さそうですね。
ボロ株や低位株の魅力は、なんといっても価格が安いところですよね。
でも、その分株価が動きにくかったり、仕手筋に狙われやすかったり、最悪会社が倒産するリスクがあったりと、少しクセのある株なんです。
投資は自己判断ですが、今回紹介したメリットとデメリットを頭の片隅に置いておいてくださったら嬉しいです!
では、またこんど。
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