こんにちわ、特に美食家ではないもちこです。
あなたは食べることが好きですか? 私は好きです。
あなたも食べることが好きだと言ってましたよね。
あんなに楽しそうにアンキモの話をする人を、他に見たことがありません。
そんなアンキモ好きなあなたに、ぜひやってほしいゲームがあるんです。
それが今回紹介する【美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負】。
なんと、あのグルメ漫画の人気作品である美味しんぼのアドベンチャーゲームです。
1989年にシンセイ、バンダイが発売したもので、機種はFCです。
このゲームを一言で表すと【アンキモ! アンキモ! アンキモ!】。
コマンド選択によってストーリーが進むのですが、用意されているとんでもないコマンドやキャラクターのトリッキーすぎる言動ゆえにバカゲーに分類されています。
美味しんぼ、そしてアンキモが好きなあなたは、ぜひご覧ください。
美味しんぼのおさらい
ご存知の方も多いとは思いますが、まず最初に美味しんぼのストーリーのあらすじについて軽く触れておきますね。
美味しんぼの主人公は山岡士郎という新聞社に勤める記者で、非常に優れた味覚と料理の腕を持っている人なんです。
この山岡が同僚であり相棒である栗田ゆう子と一緒に、料理によって様々な問題を解決していくお話です。
また、実の親でありながら絶縁状態にある海原雄山との料理対決も見どころ。
漫画からアニメになり、ドラマにもなっていたので、ご存知の方も多い作品ではないでしょうか。
ゲームでも究極のメニューを作れ!
ではこのゲームはどんなストーリーなのでしょうか。
まず最初に、究極のメニューを作るという企画があり、3人の美食家と会議をしているところからお話がはじまります。
3人の美食家はフォアグラを称賛し、究極のメニューには欠かせないだろうと話します。
ですが、そこで「フォアグラより美味いものがある」と山岡が啖呵を切り、一週間後にフォアグラよりも美味しいものを食べさせることになったのでした。
威勢よく啖呵を切ったものの、山岡が想定していた【フォアグラよりも美味しいもの】の正体はアンキモで、アンキモは冬の食材なので季節外れでした。
けれど約束の日は一週間後……どうにかしてアンキモを入手するため、同僚の栗田ゆう子と一緒に探し回ることになります。
が、その探す過程で即ゲームオーバーとなる選択肢が多々用意されており、初見クリアはほぼ不可能ではないかという始末なのです。
間違えたら即ゲームオーバー
まず最初の即死ポイントとして出てくるのが、食材を探し回るうちに見つけた一軒の料亭に入る場面です。
開店前の店を尋ねると不審者だとして警察が出てきてしまうんですが、その警察官に対して起こすアクションが選べるんです。
が、なぜか出てくるコマンドが【たたかう】【じゅもん】【にげる】という、RPGのような3択で、この中の2つは即ゲームオーバーになる選択肢になっています。
また、【じゅもん】を選ぶと、このゲームを代表する「アンキモ、アンキモ、アンキモ!」という呪文(?)を唱えてくれますよ。
効果のほどはゲームの中で確認してみてください。
ちなみに、ここを切り抜けるためには、これもまた常人では思いつかない選択肢を選ぶことになります……。
突然世の中が嫌になってゲームオーバー
即ゲームオーバーの罠はまだまだ続き、
- アンコウを入手するときの重要人物にお酒を飲ませすぎるとゲームオーバー
- 入手したアンコウを「なぐる」と山岡の腕が骨折してゲームオーバー
- 入手したアンコウを「すてる」という選択肢を選ぶと「とつぜん、よのなかがいやになってしまった」という理由でゲームオーバー
- 素材をめったぎりにしたり細切れにしてもゲームオーバー
- 調理法を正解しないとゲームオーバー
という風に、なぜここまでプレイヤーを苦しめたがるのかは分かりませんが、とにかく即ゲームオーバーになります。
ただ、即ゲームオーバーのポイントが異様に多いのは3章で構成されている中の最初の1章だけで、残りの2章・3章に関しては多くありません。(あるにはあります)
素直すぎる海原雄山
さらに、全体的にキャラが崩壊気味で、主人公の山岡はトリッキーな行動が多く、同僚の栗田も妙にヒステリックだったり、海原雄山が天然だったりします。
中でも有名なのが、宿敵の海原雄山に見つかりたくないタイミングで出くわしてしまい、どんな方法で切り抜けるのか選択を迫られるシーンです。
選ぶコマンドがやはり問題で【ネコのまね】【ゾウのまね】【キリンのまね】【バカのまね】というもの。
ちなみにネコの真似をすると
「なんだ、ネコか。さすがのゆうざんも、ネコまではりょうりできんわ。わあーっ、はっはっはっ」
と言って立ち去ってくれますが、ゾウの真似をしても本当にゾウがいると真に受けて驚いてくれます。変な方向に優しいのか天然なのか。
ライトで可愛いバカゲー
多少即死トラップとおかしな点は多いものの、ゲームとして遊べない難易度ではありません。
それこそ某マインドシーカー(※超能力を育成するというコンセプトの、運だけで全てが決まる脅威の運ゲー。クソゲー界の重鎮)などに比べたら非常にやりやすく、とっつきやすいゲームです。
むしろ、ストーリーも原作に沿ったものなので見ていて痛快で、十分楽しめることでしょう。
ぜひアンキモが好きなあなたも、好きじゃないあなたもやってみてくださいね。
では今回はこのへんで。また今度。
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