もちこのクソゲー日記~星をみるひと~

ゲーム_もちこ_星をみるひと ゲーム

こんにちわ、もちこです。

 

株の話が続いたので、今日はゲームの話です。

 

今回紹介するのは、【暗いうえにクセが強い(というかクセしかない)のに、妙に魅力的な運ゲー】です。

 

タイトルは【星をみるひと】
1987年にホット・ビィから発売されているRPGです。対応機種はFC。

 

 

星をみるひとはクソゲーとして有名な一方で、その独特の世界観やストーリーにファンが多いゲームです。

そしてクソゲーの不思議な共通点である【音楽だけはいい】というところをまさに体現しているタイトルでもあります。本当に音楽だけはいい。

 

 

 

 

このゲームの最大の問題点として、まず主人公が何者なのか、どういうストーリーなのかわからないところにあります。

 

それは果たしてゲームなのか? という疑問はさておき、このゲームのストーリーはゲームに付属されている説明書にしか書いてない状態で、ゲーム本編では終盤に差し掛かるまで一切ストーリーについて触れられていないんです。

 

しかも、主人公の設定は『自分が誰なのか、自分がどこにいるかもわからない』という状態からスタートしています。

 

 

つまり、プレイヤーもゲームの主人公も、何をしたらいいのか全然わからないままゲームが進行するんです。とても斬新かつ不親切。

 

 

 

 

 

実際にゲームをスタートすると、森のような場所に主人公がポツンと立っているだけです。

勿論何をしたらいいのか全くわかりません。

プレイヤーたるあなたは何となく歩き出して、何となく敵とエンカウントして、何となく戦い始めます。

 

実は主人公が立っている位置のすぐ左には村があるのですが、フィールド上では見えない鬼畜仕様になっているんです。(一応【超能力によって村が隠されている】という設定があるのですが……)

 

初見の人はまず間違いなく村をスルーして戦闘の準備もできないまま、鬼畜仕様のバトルに敗れ、コントローラーを天高く投げることでしょう。

 

■補足■
このゲームの説明書によると……

この世界のどこかにあるアークシティという都市では、『クルーⅢ』というコンピューターが人間の心を管理しているのだそう。

クルーⅢの存在は住民たちの記憶から消去されており、住民たちはクルーⅢの存在すら知りません。

クルーⅢにとって都合の悪い感情を持つ住民はマインドコントロールによって心を矯正され、管理されています。

 

でも、クルーⅢのマインドコントロールが効かず、管理できない人々が存在していました。

彼らは『サイキック(超能力者)』と呼ばれており、クルーⅢによってアークシティに連行されてしまうのです。

 

主人公の【みなみ】という少年も『サイキック』であるために、クルーⅢによって付け狙われているのですが、彼には自分が誰で、そこがどこなのか記憶がないのでした……。

 

というのが、このゲームのストーリーです。

1987年のゲームとは思えないほど面白いストーリーなのですが、いかんせんゲームの終盤になるまで全然ストーリーが出てこないのは残念です。

(なんというか、この時代のゲームは様々な規制や固定概念がなかったためか、ストーリーや設定が極端にエグかったり凝りすぎてて面白かったりします。R-TYPEや暴れん坊天狗なんかもその類です)

 

何がなんだかわからないまま戦いはじめると、大体の人はすぐにこのゲームが非常に難しいことに気づくと思います。

 

なんと言っても、敵が硬すぎるのです。全然攻撃ダメージが入りません。

 

しかも、主人公が一番最初に降り立つフィールドには、ゲーム中最強クラスのESP(魔法)である「さいこふぁいなる」を使ってくる「ふっかつしゃ」というザコ敵が出てくるのです。

この敵に出会ったらほぼ終わりと考えて問題ないです。

 

というのも、序盤の主人公の攻撃力は猫パンチ程度の力しかないため、倒すのに数ターンは必要になります。

つまり、「ふっかつしゃ」に出会ってしまった場合は「さいこふぁいなる」を使われる前に倒さなければいけないわけですが、倒せるかどうかは完全にその時の運任せになるということです。

 

 

さらに、「ふっかつしゃ」の他にも「さらまんど」というザコ敵がいるのですが、こいつもかなり危険です。

「かりう」というこのゲームを代表するアホのようなものを投げてくるのですが、この「かりう」を投げつけられると、百発百中で状態異常になってしまうんですね。

いわゆるマヒのような状態で、こちらからは一切何もできなくなります。

こうなると状態異常を治す術がないので、主人公が殴られ続けて死ぬのを待つだけになります。

 

 

 

ちなみに「かりう」は何なのかさっぱりわかりません。

一部では【かりう=顆粒? ナトリウム-カリウム合金?】 という説があるようです。

でも、「さらまんど」という火竜を想像させるモンスターが「顆粒」を投げてくるというのは、相当シュールですねw

 

 

この「かりう」にはゲーム中ずっと悩まされることになります。

投げられたら100%状態異常になるうえ、自然回復せず、状態異常を治す「にゅうえあ」というESPは出てくる時期が遅いんです。

唯一「くらっと」という薬で状態異常を治せますが、なんとこの薬は戦闘中には使用できません。どうなっているんでしょう。

 

 

色々な意味で鬼畜な敵を倒しながら、主人公【みなみ】は様々な人に出会い、サイキックの仲間を得て、アークシティを管理している【クルーⅢ】へと徐々に近づいていくことになります。

 

 

 

とはいえ、【みなみ】の道のりはかなり険しいものです。

とにかく色々と酷い仕様のゲームなので、エンディングまで続けるには相当根気が必要となります。

その一部を紹介してみましょう。

 

 

■歩くのがやたらと遅い

しかもエンカウント率はまぁまぁ高いので、序盤はとにかく死にやすいです。

 

■バトル中はHPの最後の一桁が隠されている

例えばHPが50だとしたら、5としか表示されていません。最後の一桁は想像するしかありません。

 

■バトルから逃げられない男気溢れる仕様

このゲームはバトルで「逃げる」コマンドがない男気あふれる仕様です。

途中から使えるようになる「てれぽーと」というESPで味方を一人ひとり逃すことはできますが、非常に面倒。

 

■武器を装備すると弱くなることも。拳の方が強い男気溢れる仕様

後半になると敵が非常に硬くなってくるのですが、最終的に「じゃいろSP」という武器か素手でなければ攻撃が通らなくなってきます。

 

超能力者なのに素手で殴りかかるんですね……。

ちなみに「じゃいろSP」は最強武器ではないので、情報がないと恐らく最強武器を装備してしまうことでしょう。

さらに、武器は買った時にしか変更できないので、「じゃいろSP」を装備した状態で最強の武器を購入してしまうと変更できなくなります。要注意。

 

■レベルアップが色々と異常

普通レベルアップするとファンファーレの一つでも鳴って、何がどう上がったのか教えてくれるものですよね。

このゲームではそんなことは一切ありません。戦闘終了後にピロン♪という音が鳴るだけです。

レベルアップをするとHPがほぼ倍に増えていくので、序盤以降はほぼバトルで負けることはなくなります。

(ただし「かりう」ぶん投げられて全滅は終盤まであり得る)

 

■メンバーは全部で4人いるけど、3人目より4人目が先に仲間になる

3人目を仲間にする方法がちょっと分かりづらいんです。

でも、仲間にしなくても特に問題ありません。

 

■「ねつ が でて くるしい」

非常に有名なフレーズなのですが、これはある街をウロウロしているおじいちゃんの台詞です。

シュール過ぎるが故に、このゲームを代表するものとなっています。

 

■終盤になると壁や床の概念がなくなってくる

何言ってんだ? と思うでしょうけど、超能力によって壁抜けや恐ろしい距離をジャンプすることができるようになります。

 

■入り口と出口が変な場所につながっている

例えば、「Aという街にいて街を出たはずなのに、出た場所はFという施設の眼の前でした……」という感じに時空が歪んでいます。何故こうなったし。

 

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こんな感じで色々と問題の多いゲームではあるのですが、実はストーリーがなかなか奥深いものになっています。

 

当時にしては非常に珍しいマルチエンディングで、エンディングが3つ用意されているのですが、そのどれもが完全なハッピーエンドではなく、完全なバッドエンドも一つあります。

 

ネタバレになってしまうのでここでは触れませんが、アークシティで人の心まで管理しているクルーⅢの正体と、それらの本当の目的は非常に面白いものでした。

勧善懲悪から外れていて、現代のゲームにも勝るとも劣らない面白いストーリーです。

 

それに、街にいる住人に話を聞く場合も、普通に話を聞くのとテレパシーで話を聞くのとでは全く違う内容を話していたりして、芸が細かいところも良いです。

 

 

 

 

完成度はやや低めではありますが、ストーリーや設定・世界観等を表現しようとした努力は様々なところに見受けられます。

そういう意味では、ちょっと味わい深いクソゲーといえるでしょう。

特に、ディストピア系のお話やぶっ飛んだSFのお話が好きな方であれば、きっと好きな類のお話だと思います。

 

序盤の鬼畜仕様さえ乗り切ることができれば、あとは根気と何でも許せる仏の心があればクリアできるゲームです。

 

是非あなたもやたら良い音楽と鬼畜難易度、「かりう」のアホらしさを経験してみてください。

不思議な魅力に溢れていますよ。

 

 

では、またこんど!

 

 

 

 

 

 

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