こんにちわ、もちこです。
突然ですが、あなたは首吊り線というローソク足をご存知でしょうか。
首吊り線は非常に強い売りのサインとして有名です。
高値圏で窓を開けて出現する下ヒゲの長いカラカサのことで、これが出るとトレンドが売りに変わる可能性が出てきたことを示します。
名前からして不吉ですよね。
でも知ってしまえば怖さも半減するので大丈夫です。
今回の記事ではなぜ首吊り線が危険とされているのか、わかりやすく解説したいと思います。
「知らない内に下落が始まっていて、改めて見たら天井で首吊り線が出てた……」なんてことにならないために、覚えてしまいましょう。
首吊り線とは?
首吊り線とは、高値圏で、なおかつ窓を開けて出現するカラカサとも呼ばれるこんな形のローソク足のことです。
実体が小さく、下ヒゲが長く、上ヒゲが無いか非常に短い形が特徴です。
特に下ヒゲが長いほど信憑性の高いサインとなる可能性が出てきますよ。
では、なぜこれがトレンドが変わるサインになるのでしょうか。
カラカサが出来上がる仕組み
首吊り線の前に、このカラカサというローソク足を少し分解して考えてみましょう。
カラカサは非常に長い下ヒゲが特徴ですが、下ヒゲが長いということは、
寄り付いた後、非常に売りが強かったことを示していますよね。
けれど、買い支える動きもあったことで、終値は高くなったので、短い実体になっています。
カラカサに限らず、ヒゲが長いローソク足は買い手と売り手の熾烈なアルティメットバトルが繰り広げられたということなんですよ。
考えてもみてください。
一度ぎゅーんと売り手が頑張って下げに下げたのに、買い手がそれを打ち負かしたわけですよ。
しかもカラカサの場合は実体が短いので、辛うじて買いが買ったという熾烈なバトルの痕跡です。
ということは、一見すると底堅いことを示したようにも見えますよね。
売り圧が強かった中で、再度上昇できるくらいの買いが入ったわけですから、むしろ更に上昇させる予感を感じさせます。
でも、首吊り線は違うんです。
ある特定の条件が揃うことで、カラカサは首吊り線と呼ばれて、トレンド転換の可能性を示すようになりますよ。
首吊り線と判断される条件
冒頭で少し書いたことを覚えているでしょうか?
首吊り線と判断されるカラカサは、【高値圏で、なおかつ窓を開けて出現する】ことが条件なんです。
更に言うなら、【これまで力強い上昇が続いてきた】という状況も重なれば、ほぼ首吊り線として意識されるでしょう。
この条件でカラカサが出る場合、どんなことが起きていると思いますか?
これはあくまで推測ですが…
- 買い注文が多かったので窓を開けて寄り付き→
- けれども「そろそろ天井だろう」と考えるホルダーによって利確売りが出たので酷く下落→
- 押し目買いを狙った投資家が参入して再び買われて引けた。
ということを示す可能性が高いのです。
陽線でも陰線でも、一見買いが強そうに見えますよね。
長い陰線ではなく下ヒゲになっているということは、売りが消化されたわけですから。
でも、高値圏にあって、なおかつ本当にその先も上昇できるくらいの買いの勢いがあるのならば、
もっと実体の長い陽線になっていいはずですし、
長い下ヒゲをつけるような強い売りが出ることもないはずです。
つまり、買いがあるにはあるのですが、上昇できるエネルギーはほとんど残っていない可能性が高いというわけ。
エネルギーの切れたものがどうなるのかというと、あなたもよくご存知の通り下落しやすくなります。
このことから、力強い上昇が続いてきた高値圏で、窓を開けて上昇して出現したカラカサは首吊り線と呼ばれるんですね。
メモ・首吊り線じゃないカラカサの示すもの
首吊り線ではなくただのカラカサの場合、むしろ底堅さを示したり、底をつくことを示すこともあります。
特に安値圏でカラカサが出た場合は、陰線でも陽線でも上昇に転じる可能性があります。
首吊り線ほど強いシグナルではないようですが、覚えておいて損はないでしょう。
カラカサが出たからと言ってむやみに怖がらず、それが首吊り線かどうか慎重に見極めましょう。
首吊り線=手仕舞いではない?
ここまで首吊り線がどんな状況を示すのか解説してきました。
首吊り線は危険なサインとして投資家の間に広く浸透してはいますが、注意していただきたいのが、【首吊り線が出たからといって必ず下落するわけではない】んです。
探してみれば、首吊り線が出た後に再度上昇した例も確認することができるでしょう。
このことが示すのは、「首吊り線が出た!SEKAI NO OWRIだ!」ということではなく、あくまで「下落する可能性が高まっているかも?」ということなんですね。
首吊り線が出たからといってすぐに手仕舞いするのではなく、現在とこれまでの流れを再度よく確認してみてください。
慎重になった方が良い状況であることは変わりないので、あなたの判断を助ける一つの要素として考えていただければ嬉しいです。
では、今回はこのへんで失礼します。また今度。
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