自己資本比率とは何か? 銘柄選びの大前提をわかりやすく解説

自己資本比率とは何か? 銘柄選びの大前提をわかりやすく解説 ファンダメンタルズ分析

 

こんにちわ、もちこです。

突然ですが、あなたは【自己資本比率】とは何がご存知ですか。

自己資本比率とは、その会社における財務の安全性をあらわす重要な指標の一つなんです。

ざっくり言うと、会社が持っている全ての資本(お金や土地等)のうち、返す必要がなく、純粋に会社が持っている資本が、どのくらいの割合なのかを示すものといえます。

今回はこの【自己資本比率】についてわかりやすく解説しますよ。

中長期投資をする方ならば必見です。
もちろん、短期のトレーダーさんも知っておいて損はありませんよ。
読んだあとには銘柄を見る目もぐっと変わるはず。ぜひご覧ください。

 

自己資本比率とは何か

会社というのは、土地や建物、会社の事業によって出た純粋な利益など、様々な資本がありますよね。
その中には、社債や借入金等の、人から借りている資本というのがあるんですよ。

それらを抜いた、誰に返す必要もない純粋な会社の資本が、【自己資本】と呼ばれています。

会社で持っている全資産のうちどのくらいの割合で自己資本があるのかを示したのが【自己資本比率】です。

つまり、貯金のように誰にも返さなくていい純粋な資本がどれだけありますよ、ということですね。

 

株式投資をするうえで、財務が不安定で倒産しそうな会社には投資したくないものです。
それを回避するために、自己資本比率という指標が大切になりますよ。

 

個人でいう自己資本比率

普通の人に例えるとわかりやすいかもしれません。

Aさんは戸建ての家を持っていて、その土地と家の所有権を持っています。
土地が3,000万円で、家が5,000万円、貯金が2,000万円あるとします。
するとAさんの総資産は3,000万円+5,000万円+2,000万円で1億円ということになります。

が、Aさんは家や土地を買う時にローンを組んでいたので、金融機関に借金があります。
借金は6,000万円です。
つまり、誰かに返さなくてもいい純粋な自分の資産(自己資本)は、4,000万円を持っていることになります。

そうなると、総資産は1億円、負債は6,000万円、自己資本は4,000万円ですよね。
総資産に対する自己資本はどのくらいの割合になるかというと、40%という計算になります。

これと全く同じことを個人から会社に置き換えて計算したものが、自己資本比率です。

 

自己資本比率が高い=財務的に安全性が高い

自己資本比率は高い方が財務的には安全です。

考えてみてほしいのですが、借金だらけで貯金がほぼ無い人と、借金が少なく貯金が多い人がいたとして、どちらが社会的な信用があるのかというと、後者ですよね。
会社も同じで、借金が少なく貯金が多い方が良いのです。

 

自己資本が多いと会社として安定するということの他に、様々なことがやりやすくなるという利点もありますよ。
例えば新しいサービスを開始したいとしても、会社にお金がどのくらいあるかによって、できる内容が変わります。
また、株主に配当として配ることもできるので、株主を獲得しやすくもなりますよね。

 

こういった様々な面から考えてみても、返さなければいけない資本(負債)が多ければ多い程、会社は倒産する危険性が高くなります。
※自己資本の逆なので、この負債のことを他人資本とも言いますよ。

 

自己資本比率は40%以上が望ましい?

誰が言い出したのかはわかりませんが、よく言われる目安として企業の自己資本比率は40%以上が望ましいと言われています。
40%以上の自己資本があれば、倒産する危険性は低いということですね。

あくまで目安ですが、

  • 40%で普通
  • 40%~で安心
  • 70%~は財務的に非常に安全

であると判断されます。

 

業種によって自己資本比率は違います

自己資本比率は非常に相対的で、業種によっては高かったり、低かったりします。

ではなぜ先程も出てきた目安が40%かというと、これは恐らくなんですが、業種別の自己資本比率の合計が約40%であることから来ているのかもしれません。

経済産業省では毎年企業活動基本調査というのを行っていて、各業種の自己資本比率を見ることができるんです。

2019年企業活動基本調査確報-平成30年度実績-|経済産業省企業活動基本調査|経済産業省

 

その中で自己資本比率の合計は平成29年度で42.2%、平成30年度も42.2%という結果になっています。
要するに、平均以上あれば良し、ということで40%という目安なのかもしれません。

各業種の自己資本比率はこんな風になっています。

 

合計 42.2%
出版業 76.5%
鉱業、採石業、砂利採取業 69.0%
その他の製造業 65.2%
映画・ビデオ制作業 62.6%
家具・装備品製造業 61.0%
なめし革・同製品・毛皮製造業 58.2%
生産用機械器具製造業 57.8%
ゴム製品製造業 56.6%
インターネット附随サービス業 56.5%
業務用機械器具製造業 56.2%
化学工業 55.7%
衣服・身の回り品卸売業 55.4%
無店舗小売業 55.3%
窯業・土石製品製造業 54.1%
輸送用機械器具製造業 54.1%
はん用機械器具製造業 53.5%
新聞業 53.5%
繊維工業 53.3%
金属製品製造業 52.8%
電子部品・デバイス・電子回路製造業 52.4%
製造業 51.4%
印刷・同関連業 51.4%
情報通信業 50.7%
プラスチック製品製造業 49.8%
食料品製造業 48.9%
サービス業 48.6%
飲料・たばこ・飼料製造業 48.4%
ガス業 48.3%
家具・建具・じゅう器等卸売業 48.1%
ソフトウェア業 47.8%
その他の小売業 47.6%
織物・衣服・身の回り品小売業 46.5%
産業機械器具卸売業 45.9%
医薬品・化粧品小売業 45.8%
情報通信機械器具製造業 45.5%
飲食サービス業 45.3%
飲食料品小売業 45.1%
電気機械器具卸売業 44.9%
情報処理・提供サービス業 44.8%
機械器具小売業 44.7%
木材・木製品製造業(家具を除く) 44.0%
その他の機械器具卸売業 43.8%
鉄鋼業 43.7%
繊維品卸売業 43.5%
家具・建具・じゅう器小売業 43.3%
学術研究、専門・技術サービス業 43.3%
自動車卸売業 42.8%
小売業 42.8%
電気機械器具製造業 42.5%
非鉄金属製造業 41.2%
医薬品・化粧品等卸売業 41.2%
農畜産物・水産物卸売業 41.1%
燃料小売業 40.6%
その他の卸売業 39.6%
パルプ・紙・紙加工品製造業 39.5%
再生資源卸売業 39.5%
卸売業 38.3%
化学製品卸売業 38.1%
生活関連サービス業、娯楽業 37.9%
個人教授所 36.9%z
建築材料卸売業 36.6%
食料・飲料卸売業 36.3%
紙、紙製品卸売業 31.5%
石油・鉱物卸売業 31.0%
自動車・自転車小売業 30.5%
鉄鋼製品卸売業 30.4%
石油製品・石炭製品製造業 26.7%
非鉄金属卸売業 25.2%
電気・ガス業 23.5%
電気業 20.6%
物品賃貸業 13.1%
クレジットカード業、割賦金融業 10.1%

 

これらの全てを覚える必要はありませんが、気になる企業を見つけた時にその業種の中の平均として比較してみてください。

 

自己資本比率の高さはなぜ違うのか

自己資本比率が高い会社と低い会社の違いは様々な理由があるものですが、基本的に設備投資が必要になる会社の自己資本比率は低いと考えられます。

例えば何か製品を作るうえで大きな工場を建てなければならない場合、土地や建物・設備に莫大なお金がかかるため、どうしても借金をする必要が出てきますよね。
そうすると、自己資本比率は下がります。

 

なんと自己資本比率がマイナス、つまり赤字経営の会社も存在します。
そういった会社の場合は倒産の危険が高まっているため、長期投資は難しいかもしれません。

逆に、自己資本比率が低い会社というのは、設備投資がほとんど必要のない会社であるとも言い換えられます。

 

自己資本比率100%は逆に危険?

先ほどの内容と矛盾するようですが、単純に自己資本率が高ければ良いというものではないんです。
例えば「自己資本比率は高い方が正義! 自己資本比率100%の会社に投資していれば大金持ち!!」かというと、それは間違いなのです。

自己資本比率が100%だからといって、良い会社というわけではありません。
なぜでしょうね。一切借金がない会社なのですから、非常に良いように思えます。

ですが、見方を変えると「信用がなく、借金ができない会社かもしれない」という風にも見えるわけですよ。
誰もお金を貸してくれないのなら、確かに自己資本比率は100%にならざるを得ません。

 

自己資本比率100%の会社を見つけた際は、現金・普通預金の額、そして金融期間との取引実績があるかどうか確認してみましょう。
何かあった時に使えるお金があるかどうか、という点は非常に重要です。

 

自己資本比率を見ても銘柄選びに自信が持てないときは

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自己資本比率を見て安全な銘柄選びを

銘柄選びはどの投資法においても重要です。
自己資本比率はわかりやすく財務的に安全かどうかを判断できる指標になるので、ぜひチェックしてみましょう。

また、自己資本比率見る際は同業種の別の銘柄と比較してみたり、高い理由や低い理由も探ってみてください。
その作業を通して銘柄に対する理解が一気に深まることがありますよ。
ぜひ今日から活用してみてください。

 

では、今回はこのへんで失礼します。
また今度。

 

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コサックもちこ

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