板とは何か?基本の見方から見せ板までわかりやすく解説します

板とは何か?基本の見方から見せ板までわかりやすく解説します 株の基礎知識

 

こんにちわ、もちこです。

今回は株取引の中で出てくる【板】について解説したいと思います。

ご存知でしょうか、【板】。
板というのは、こんなのです。

 

KDDI_板
引用:SBI証券

株取引をするうえで非常に基礎的なものなのですが、
「今売りと買いがどれだけの注文が出ているよ」という内容を示すものです。

単純に注文の数が確認できるものと思うかもしれませんが、ごく短期の取引をする場合に板情報のみで取引を行う人もいるくらい、実は奥深いものなんです。

株取引の基本であり、需給を読み解く上で非常に重要な方向を示す板、ぜひこの機会に見方を知っておきましょう。
わかりやすく解説しているので、どうか安心して読み進めてくださいね。

 

板の見方

まず最初に、基本的な板の見方を解説しますよ。

板の見方は非常に簡単です。

KDDI_板

引用:SBI証券

 

真ん中の列が株価
左右の列がそれぞれ売りと買いの注文です。
株価の列の真ん中の色がついている部分が、現在の株価です。
画像でいうと現在の株価は3,207円ということですね。

 

売数量の列にあるのが、現在各値段で売りに出されている株の数。
3,208円で売られている株が1,900株あって、3,209円で売られている株が4,400株あるということですね。

買数量の列にあるのが、現在各値段で買い注文が出されている株の数です。
3,207円で買いたい注文が1,800株あり、3,206円で買いたい注文が3,400株あるということです。

板情報は取引がされている間中、常に変動し続けます。
注文が増えた時、注文がキャンセルされた時、そして取引が成立した時に、この情報は変わり続けます。

 

例えば
あなたが100株の売り注文を指値で3,208円で出したとすると、3,208円の売り注文が1,900から2,000に増えます。
買う場合も同じで、100株を買いたいと思って指値で3,207円で注文すると、3,207円の買い注文が1,800から1,900に増えます。

板は各証券会社の株アプリ、または証券会社のサイトでも見ることができるようになっており、各銘柄ごとのページから確認することができます。

 

株の値段が変わる仕組みと板

板情報について更に深堀り刷る前に、株の値段が変わる仕組みをさくっとおさらいしてみましょう。

株の値段は、売り注文と買い注文が合致して、取引が成立した時の値段が新しい株価になります。

 

例えば、現在の株価が500円だとしますよ。
510円で100株売りたいAさんの注文がでていて、
490円で100株買いたいBさんの注文が出ていたとしたら、取引は成立しないので株価は変わりません。

板解説1

ですが、そこにCさんが現れて「この銘柄はもっと上がるだろうから、いくらでも買いたい」と思って、今一番安く売りに出されている510円で100株の買いの注文を出すと、AさんとCさんの取引が成立して株価は510円に上がります。

板解説2

実際の板は注文の数がもっと多いものですが、基本的に「リアルタイムでどれだけの買い注文・売り注文が出ているのか」を確認できるものです。
なので、取引をする人は必ず板情報を見てから売買しているんですね。

 

板には成行き注文は表示されない

板を見るうえで重要なのが、板に表示されるのはあくまで指値の場合だけだということです。
成行注文の場合は板には表示されません。

 

そして、大量の売買を行う機関投資家や大口投資家は、自身の手の内を読ませないために成行注文での売買が非常に多いと言われています。

板に何の注文もでていなかったのに、突然株価が大きく動くことがたまにありますが、そういった場合は歩み値と呼ばれる約定した状況を伝えるログを確認してみてください。
それまでとは桁違いの取引がされていたら、それはほぼ機関や大口の取引だと見て間違いないでしょう。

 

はリアルタイムの状況を示すものですが、
取引が成立した履歴である歩み値と一緒に確認すると、様々なことに気付くのでおすすめです。

 

板は需給のバランスを示すもの?

相場は常に売りと買いのバランスがどちらかに偏っているか、あるいは均衡を保ったまま動かないかの3つのパターンしか存在しませんが、板の情報は、そのような需給を表すものだと言えます。

 

ただし、板の情報から読み取れる需給のバランスは、見た目ほど単純ではないのです。

ぱっと見るだけでは、売り注文が多いほど売りの勢いが強く、買い注文が多いほど買いの勢いが強いと判断されそうですよね。
買い注文が多いなら上昇することを期待されているようですし、売り注文が多いなら下落するだろうと考えられているように見えます。

 

確かに、ごく短期の取引の状況を見る分には、それが正しい場合もあります。

ただし、板情報は非常に一時的なものなんです。
10分もあれば売り板と買い板の内容はまるで違ったものになります。

 

まして、買い注文の方が多くても株価が下がってしまったり、売り注文の方が多くても株価が上昇することもよくあり、【株価は板が厚い方に動く】というジンクスまで存在します。

 

更に、たちの悪いことに、現在は機関投資家や大口投資家がアルゴリズムと呼ばれるAIによる高速取引が行われているのです。
これまでの統計やパターンを記憶して、その都度板の状況を瞬時に判断したうえで、自身の売買にとって有利な状況を作り出すべく注文を出してきます。

このため、板から需給を読むためには、様々な経験と素早い判断能力が求められるのです。

※ただし、やはり短期的な需給を読むうえでは非常に重要な要素なので、スキャルピングやデイトレードをする方、または検討している方は、ひたすら板を観察してみると良いかもしれません。

 

板が薄いとはどういうことか?

板には薄い板厚い板がありまして、先程見せた例の【9983】KDDIは非常に厚い板でした。

では、薄い板とはどのようなものかということで、今度は別の板も見てみましょう。

ジオスター板

引用:SBI証券

 

これは東証2部上場の【5282】ジオスターという銘柄の板です。
が、並んでいる注文の内容をよく見てみましょう。
売り板も買い板も、注文がスカスカなんです。

現在の株価は308円ですが、一番それに近い買い注文は304円なので、307円、306円、305円の注文がありません。注文の入り方が飛び飛びですよね。

売り注文も同じです。
309円、310円の注文の次が、314円の注文になっていますよね。

これは取引している人が少なく、注文の数が少ないということなんです。

 

取引が活発でない銘柄でこのような状態になりやすいのです。
このように板がスカスカのものは、板が薄いと言われます。

逆に、先程のKDDIのように注文がびっしり隙間なく埋まっていて、しかも注文の数も多い場合は、板が厚いと言われます。

 

売り板 or 買い板が厚い、という場合も同じで、買い板には注文がびっしり入っているのに、売り板がスカスカだったりする時に使われます。

最初の例で出てきたKDDIの場合は常に活発に取引されている銘柄のため、板が薄い状態になることはほぼありません。

 

板の厚さによる売買の特徴

板が薄い・厚い状態では、それぞれ異なる特徴があります。
取引の難易度も違うのです。

 

最初の例に出てきたKDDIの場合は、常に沢山の注文が板に出ているので、いつでも希望の価格で買い・売ることができるんです。

ただし、板が厚いということは、それだけ株価が動きにくいということでもあります。

例えば、KDDIの株価が3,207円から3,210円になるには、そこまで並んでいる売り注文を全て消化しなければなりませんよね。

つまり、注文が多く板が厚いほど、下落するにせよ上昇するにせよ、株価は大きく動きにくいということなんです。
値動きは緩やかになりますが、いつでも安定して売買が可能という特徴を持っています。

 

逆に、板の薄いジオスターの場合、例えば305円で買いたい! と思っても、そもそもで売ってくれる人が少ないので、なかなか希望の値段では買えない可能性が高いのです。
売るときも、今このタイミングで売りたい! と思っても、希望の値段で買ってくれる人がいないので、なかなか約定しません。

ですが、値動きは非常に軽いです。
308円から300円まで下落させたい場合も、注文の数が少ないので少し売り注文が集中するだけで、すぐに下落してしまいます。

つまり板が薄い銘柄は、上にも下にも非常に大きく動きやすいのですが、いつでも希望の価格で売買することが難しいのです。

 

 

一般に株初心者の方には、KDDIのような大型で、非常に活発に取引されている銘柄がすすめられることが多いです。
値動きは緩やかなので、大きく利益を出せない代わりに大きく損もせず、いつでも売買できることが株取引を覚えるうえで大切だからですね。

 

見せ板にご注意!

板は多くの投資家が見ている非常に重要な情報であることは分かってもらえたと思うのですが、実は板を見る投資家の心理を操作しようとする動きもあるのです。
それが見せ板です。

 

見せ板とは、文字とおり見せるための板なんですが、
例えば、一つの買い・売りの注文が500~1,000株程度入っている板だとして、その中で急に10,000株くらいの注文を入れてくるのです。
この注文は、あくまで見せるためであって、実際に取引する気のない注文である【見せ板】である可能性がありますよ。

 

蓋と呼ばれることもありますが、これ以上上げない・あるいは下げないという意思表示として見られたり、売買の注文が多い風に装いたい時に使ってくるのだそうです。

見せ板

例えばこんな感じですね。

 

考えてみてほしいのですが、もしあなたが買いで入って、株価の上昇を期待しながら板を見たとしましょう。
そのとき、数万株の買い注文が入っているとしたら、違和感はあるにせよ
「まだこんなに買い注文が出ているんだ!」と心強く感じたり、
「これだけ注文が入っている以上、ここより下に下げることはなさそう」と考えませんか?

見せ板はまさにそういった心理にさせて、自分にとって有利な取引を行うためのものなのです。

 

つまり、この場合だと買い注文が沢山あるように見せかけて参加者を安心させて、自分が売りに回るということです。
逆も然りです。売り注文が大量にあるように見せかけて、「これ以上上がることはないかも……」という気持ちにさせて、買いに有利な状況を作り出そうとしている可能性があるのです

 

見せ板の確認方法

見せ板と通常の注文を見分ける方法として、
(その板に大体どれほどの注文が入っているかによりますが)他の注文数と桁が違っていたりなど、あからさまに多すぎると判断できる場合は見せ板の可能性が高いです。

 

※ただし、通常より少し多いくらいでは、見せ板とは判断されません。
特に、個人投資家は250、500、1000等の区切りの良い数字で指値や逆指値にしている場合があるので、通常よりも少し注文が多くなりがちです。ご注意ください。

 

更に、見せ板の場合は約定させる気のない注文なので、例えば500円に見せ板があった場合、株価が500円に近づくにつれて注文がキャンセルされて突然消えてしまうのです。
このことから、見せ板であることがすぐに判断できます。

 

蓋はここから先は進ませない!という意思表示

見せ板と非常に似ているものでと呼ばれるものもありますが、これは「ここからは絶対先に進ませない」という、文字通り蓋をされている状態です。

1日の出来高以上の注文をいれていたり、またはそれに近い異様な数の注文を出している場合は、蓋である場合が多いでしょう。

 

例えば、1日の出来高が10万株だとしたら、これ以上は下げたくないぞという位置に10万株の注文を出しておけば、株価がそれ以下になることはほぼありませんよね。

勿論、これだけの注文を出すには資金力も必要で、主に大口投資家が行うことが多い手段ですが、まさに力技で株価を押さえています。

 

板情報は冷静に観察を!

板情報は様々な思惑が現れており、刻々と変化し続ける需給を読むうえで非常に重要なものです。
長期投資家の方にとってはあまり関係のないものかもしれませんが、取引する時間軸が短くなればなるほど、シビアに見る必要が出てくるものでしょう。

 

短期的な動きに左右されたり、見せ板に気持ちを揺さぶられてしまったりと、取引の邪魔にもなってしまうこともありますが、上手く利用することができれば需給を見るうえで非常に心強い味方にもなってくれます。

是非板の観察をしてみて、どのように需給が変化しているのか確認してみてください。
チャートを見ているだけでは分からない、多くの発見があるかもしれません。

 

では、今回はこの辺で失礼いたします。

 

 

 

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