こんにちわ、もちこです。
今回は株取引をするに当たって絶対にやってはいけないこと、【インサイダー取引】についてわかりやすく解説したいと思います。
【インサイダー取引】という名前だけは聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
「株について詳しい人たちがやるような犯罪なんでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、実は非常に身近な犯罪であり、株取引をしているあなたも、株取引をしたことがないあなたもやってしまう可能性のある犯罪なんです。
言い方を変えると、
「あなたにも簡単にできてしまう」ものであり、
「あなたがうっかりやってしまうかもしれない」犯罪です。
「何も知らずにうっかり逮捕されてしまった……」なんてことにならない為にも、株取引をする方もしない方もぜひ覚えておいてください。
インサイダー取引とはなにか?
インサイダー取引とは、簡単にいうと
【上場企業の会社関係者等が、株価が動くような重要な未公開情報を事前に知って、その情報をもとにして自社株等を取引すること】
です。
例えば、【株式会社MOCHIKO】というお餅の会社があったとします。
MOCHIKOは上場して間もない会社なのですが、なんとアメリカの大手企業と提携することができて、大規模な海外展開をすることになったのです。
そのニュースをいち早く社内で知った、MOCHIKO社員のもち太郎は思いました。
「このニュースが発表されれば、MOCHIKOの株は爆上がりする……! 今のうちに沢山買っておいて、ニュースが発表されて株価高くなったときに売ろう!!」
これです!!
まさにこれがインサイダー取引です!!
これをやると犯罪です。
具体的には金融商品取引法第166条によって禁止されていますよ。
※詳しくはコチラの金融商品取引法を御覧ください。
株価が動くような未公開情報を事前に知ることができる立場の人は、その情報を元に売買してはいけません。
先ほどの例でいえば、株式会社MOCHIKOの社員・役員・社長は勿論、その家族や友人なども重要な情報を知りえるため、関係者と見なされます。
直接本人が会社と関係がないからといって、インサイダーにならないということはありませんよ。
さらに、MOCHIKOに出入りしていて、株価を動かすような重要な情報を知りえる人物、MOCHIKOの子会社の関係者、MOCHIKOのコンサルタントや公認会計士、パート・アルバイト、取引先等も全て対象です。
その会社と少し距離がある立場ならバレなさそうだと思うかもしれませんが、インサイダー取引はバレますし、毎年一定数の逮捕者が出ています。
※注意※
インサイダー取引は、その売買で利益を得ていても損が出ていても関係ありません。
重要な情報を知ったうえで売買することそのものが違法であり、法的制裁を受けることになります。
また、いかなる理由があろうと未公開情報を知ったうえで売買した時点で犯罪なので、「子どもの学費に」「ローンの返済に」という事情も一切関係ありません。
インサイダー取引の刑事罰
インサイダー取引を個人が行ってしまうと、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金です。
目先の利益を得るために、社会や周囲の人々からの信用を失い、課徴金と刑罰を受けることのないよう、気を付けましょう。
また、インサイダー取引で利益が生じた場合、その利益は没収・追徴されます。本当にひとつも良いことはありません……。
株取引をしていない人がインサイダー取引に関与することも
ここまで読んでみて、「じゃあやっぱり株取引してる人しか関係ないでしょ!」と思われるかもしれませんが、ちょっとお待ちください。
インサイダー取引の場合は、株価が動くような重要な情報を漏洩した人にも刑事罰が科せられます。
そうなんです、株取引をした人じゃなくても、罪になってしまうのです。
例えば、
主婦のAさんが、仲良し主婦で株主優待目的で株取引をしているBさんに、
「うちの旦那さんの会社、今度こんなことするらしくて……」
と話してしまって、Bさんがその会社の株を取引をしてしまったとします。
この場合、インサイダー取引を行ったBさんは勿論ですが、
インサイダー情報を漏洩したAさん、
そしてAさんにインサイダー情報を漏洩したAさんの旦那さんも情報漏洩の罪に問われる可能性が高いということです。
インターネット上でのインサイダー取引で罰せられるケースも
未公開のインサイダー情報をネット上の掲示板やSNS等に書き込むことも刑事罰の対象です。
SNSや掲示板では気が緩みがちになりますが、ネットにおいて完全な匿名性というのはなく、調べればすぐに書き込んだ人を特定することができます。
(これはインサイダーに限ったことではないので、ネット上での情報発信には注意しましょう。ネットにほぼ匿名性はありません)
インサイダー取引はバレやすい?
インサイダー取引は非常にバレやすい犯罪だと言われています。
試しにGoogle先生に【インサイダー取引 実例】と聞くと、「そんな人まで捕まるの?! むしろどういう経緯でバレたの?!」という実例が山ほど出てきます。
「こんな末端の小市民がインサイダーやってもバレないでしょ……」ということは決してありません。
また、他人名義の口座で取引を行った場合も、すぐにバレると言われています。
つまり、
「こんな有力な情報あるんだけど、私は関係者で取引できないから、代わりにあなたが取引して、利益は折半しましょう」
ということもできません。
しつこいようですが、インサイダー取引は犯罪です。
株取引をする方も、しない方も、くれぐれもご注意ください。
特に株取引をする人は、インサイダー取引などしなくても稼げるくらいの実力を身に着けた方が話がはやいです。
株式投資を始めるくらいのバイタリティとインテリジェンスがあるのですから、自分の実力とセンスだけで稼いでやりましょう!
では、今回はこのへんで失礼します。
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