一目均衡表って何? 初心者さんにわかりやすく解説

一目均衡表って何?-初心者さんにわかりやすく解説 チャート

 

 

こんにちわ、もちこです。

突然ですが、あなたは一目均衡表というテクニカル指標をご存知でしょうか?

 

一目均衡表は細田悟一さんという日本人が1936年に発表したテクニカル指標で、外国でも【Ichimoku】と呼ばれて利用されています。
某犬の映画でリチャードギアが「Hachi~」と言ってましたが、それを思い出しますね。

Hachiはいいとして、一目均衡表とは、
【相場は売り手・買い手のバランスが崩れた時に動き、その方向が分かれば相場は一目瞭然なんです!】
という考え方に基づいて作られたテクニカル指標で、時間を重視している珍しい指標です。

 

漢字が五文字も続いているうえに【均衡】とか言われると、難しそうな予感しかしませんよね。
でも大丈夫です。

難しくありませんし、今までフルーチェ作りしかしてこなかった方も安心して読める内容にしてみましたので、どうぞ最後までお付き合いください。
一目均衡表をさくっと覚えて、さくさくっと勝率を上げてしまいましょう。

 

一目均衡表は5つの線でできています

 

まず最初に、一目均衡表の現物を見てみますよ。

 

一目均衡表
画像引用:yahooファイナンス

 

変な線が沢山ありますね。
なんか難しそう……に見えますが、大丈夫です。
冒頭でも言いましたが難しくないです。本当です。本当だってば。

 

一目均衡表は5つの線によって構成されているのですが、各線について簡単に説明しますね。

 

基準線

最初は基準線を説明します。

一目均衡表_基準線

画像引用:yahooファイナンス


過去の26日間で一番高かった株価と、一番低かった株価の中心を繋いだ線です。

計算式はこんな感じ。

( 26日間の最高値 + 26日間の最安値 )÷ 2

移動平均線の中期線(25日線)に似ています。
つまり、中期線と同じく

  • 基準線より株価が上にあれば、26日間というスパンの中では買い手が多い。
  • 基準線より株価が下にあれば、26日間というスパンの中では売り手が多い。

ということですね。

 

転換線

 

次に転換線説明しますよ。

一目均衡表_転換線

画像引用:yahooファイナンス

過去の9日間で一番高かった株価と、一番低かった株価の中心を繋いだ線です。

計算式はこんな感じ。

( 9日間最高値 + 9日間最安値 )÷ 2

移動平均線の短期線(5日線)に似ています。
つまり、短期線と同じく、短期的な相場の方向を示すものです。

 

遅行線

お次は遅行線です。

一目均衡表_遅行線

画像引用:yahooファイナンス

 

現在の終値を26日過去にずらした線です。
月足だと26ヶ月前、週足では26週前、日足では26日前にずらします。だからそれ以外の線と違って、現在の株価から26日前の地点で止まっているんです。

 

つまり【現在の株価が26日前に比べてどの水準にあるのか?】ということを示す線なのですが、非常に面白いことを教えてくれます。

  • 株価よりも上で遅行線が推移している場合、26日前に買っていた人たちが含み益になっていることを表します。
    現在は買いが強い、強気相場になっています。

一目均衡表_遅行線より株価下

画像引用:yahooファイナンス

 

  • 株価よりも下で遅行線が推移している場合、26日前に買っていた人たちは含み損になっていることを表します。
    現在は売りが強く、弱気相場になっています。

一目均衡表_遅行線より株価上
画像引用:yahooファイナンス

 

先行スパン

最後は先行スパン1先行スパン2です。

 

  • 先行スパン1
    現在の転換線と基準線の中間の値を26日未来にずらした線。

  • 先行スパン2
    52日間の最高値と最安値の平均値を26日未来にずらした線。

 

この先行スパン1と2によって【雲】が作られており、この存在が一目均衡表の最大の特徴ともいえるものです。

一目均衡表_雲

画像引用:yahooファイナンス

 

【雲】は見た目で直ぐに判断することのできるサインなので、有効活用できると非常に便利です。

 

 

先行スパン1と2の間にできた空白を【雲】といいます。
一目均衡表の最も特徴的な部分なので、ここだけでも是非覚えてみてください。

 

●雲は下値を支え、上値を抑える役割

この雲は下値を支えるもの(支持体)そして上値を抑えるもの(抵抗体)としての役割を果たしており、

・雲の上で株価が推移していれば買い手の多い相場
・雲の下で推移していれば売り手の多い相場

と判断されます。

 


●雲の厚さにご注意

一目均衡表_厚い雲と薄い雲
画像引用:yahooファイナンス

雲の厚さは下落を支える力の強さであり、上昇を抑える力の強さを示しています。


________________________

★雲が分厚い場合

・雲の上で株価が推移している場合、厚い雲であればあるほど、株価が下がって雲にぶつかった時に反発して上昇しやすい。

・雲の下で株価が推移している場合、厚い雲であればあるほど、株価が上昇して雲にぶつかった時に反発して下落しやすい。

 

一目均衡表_雲の反発

画像引用:yahooファイナンス

 

これはかなりイメージしやすいのではないでしょうか。
あなたが空から降ってきたとして、分厚い雲の上に落ちてきてもぼよんと支えて、何なら上に乗せてくれそうですよね。
でも、分厚い雲を下から上に突き抜けようと思って頭突きした場合、ぼよんと弾き返されてしまいそう。

________________________

★雲が薄い場合

・雲の上で株価が推移している場合、株価が下落して雲にぶつかっても、すぐに株価が雲を下抜けてしまいやすい。

・雲の下で株価が推移している場合、株価が上昇して雲にぶつかっても、すぐに株価が雲を抜けて上昇しやすい。

先ほどとは逆に、あなたが空から落ちてきたとしても、薄い雲では何も支えにならずスカっと通り抜けて落ちて行ってしまいそうです。
でも、上に突き抜けようと思って頭突きした場合は、さほど抵抗がなく突き抜けて行けそうですよね。

 

 

なぜ雲で反発・抵抗するのか?

 

雲が厚いということは、
雲が出来ている価格帯で取引が活発に行われたことを表すため、【その価格帯で買った株を持ったままでいる人たちが多い】という可能性が高いわけです。
逆に、雲が薄いのは持っている人が少ない価格帯ということですね。

 

例えば、500円~800円の間で大きな雲ができていたとしたら、その価格帯で買った株をまだ持っている人が多そうだよ、と言っているわけですよね。

でも、なぜ500~800円で買った人が多いと、支持体になったり抵抗体になったりするのでしょうか。
例を出して説明してみます。

 

★例① 500円で買った人が多い場合

500円で買った株をあなたが持っていたとして、そこから株価が下がったとします。
その場合、「できれば買値で撤退したい」と考えるのではないでしょうか。
そしてきっと、同じことを考える方は多いことでしょう。

このことが起きるため、500円で買った人が多い銘柄が下落すると、500円になると売りが強くなってしまうわけですね。

 

★例② 500円で売った人が多い場合

500円の地点で買った株が上がったとします。
けれど、そこから再度500円まで下がってきても、一度上昇しているところを見ているので「また500円から上昇するんじゃない?」と再度買いを増ししたくなりませんか?

また、500円から上昇したところを見ていた人たちも、500円をポイントに再度上昇するだろうと見込んで買い注文をいれてくる可能性があります。

そんな理由で、500円で買った人が多いほど、500円で買いが強くなるわけです。

 

雲は少し先の値動きを予測しやすい

 

一目均衡表を見てもらうとすぐ分かると思うのですが、雲は現在の株価よりも少し先まで続いています。

一目均衡表

画像引用:yahooファイナンス

なぜなら、先ほど出てきた先行スパン1と2という線が、過去の値動きを未来に反映しているものだからです。

この先にどんな支持体・抵抗体があるのか示しているので、現在の値動きと照らし合わせて、どのような動きになるのか予測しやすいといえます。

 

一目均衡表の見方と売買のサイン

 

次はいよいよ一目均衡表の具体的な見方を説明します。
基本的な見方は難しくないので、是非この機会に覚えてしまいましょう。

 

雲のサイン

 

先ほどの項目でも少し出てきましたが、雲は下値を支えるもの(支持体)そして上値を抑えるもの(抵抗体)としての役割を果たしています。
これによって、売買の重要なサインとして読むこともできてしまうのです。

 

基本的な雲のサインは下記の通りです。

  • 雲を抜けると上値軽くなる→買いのサイン
  • 雲を下抜けると上値重くなる→売りのサイン
  • 株価が雲の中にある→方向が定まっておらず、雲の中で保ち合いになる可能性。

 

分厚い雲を抜き抜けると、分厚い雲が今度は株価を支えてくれるため、上値が軽くなり上昇しやすくなります。
逆に、分厚い雲の中に株価が潜ったり下抜けてしまうと、やや先行きが不透明で売りが強くなる可能性があります。

※このサインを見る場合、雲の分厚さは非常に重要です。
先ほども少し出てきましたが、薄い雲にぶつかっても株価はさほど抵抗・反発しないので、売買のサインとは判断しません。

 

★雲のねじれ

雲は値動きが進むごとに徐々に薄くなり、上向きから下向きに、下向きから上向きに変わる部分があります。
これは雲の【ねじれ】と呼ばれていて、株価の変化が起きやすいとされています。取引する際はご注意ください。

一目均衡表_雲のねじれ
画像引用:yahooファイナンス

※ただし、雲の位置からローソク足まで距離が空いている時に起きる雲のねじれは、さほど強い影響はないようです。

 

 

基準線と転換線のサイン

基準線と転換線は移動平均線に似たものとして紹介しましたが、まさに移動平均線と同じく、ゴールデンクロスとデッドクロスすることで売買のサインと読むことができます。

 

●基準線を転換線が上抜く→買いサイン(ゴールデンクロス)

一目均衡表_ゴールデンクロス

画像引用:yahooファイナンス

 

●基準線を転換線が下抜ける→売りサイン(デッドクロス)

一目均衡表_デッドクロス

画像引用:yahooファイナンス

 

 

遅行線のサイン

 

【現在の終値を26日過去にずらした線】である遅行線ですが、これもサインとして機能しているので覚えておいてください。

遅行線の項目で

  • 遅行線より株価が下にあれば買い手の強い相場( 強気相場 )
  • 遅行線より株価が上にあれば売り手の強い相場( 弱気相場 )

ということをお伝えしていましたよね。

 

ということは…
【相場が弱気から強気に変わるライン】=【株価と遅行線がクロスするタイミングは相場の変わり目】
と判断することができるわけです。
つまり、

●遅行線が株価を上抜く→買いサイン

●遅行線が株価を下抜く→売りサイン

となるわけです。

一目均衡表_遅行線の買いサインと売りサイン

画像引用:yahooファイナンス

 

ちなみに、
遅行線を株価が上抜くことを好転
遅行線を株価が下抜くことを逆転
と言いますよ。

 

一目均衡表を代表するサイン【三役好転】と【三役逆転】

 

一目均衡表を代表する、かなり強い売買のサインだと言われているものがあります。
それが【三役好転】【三役逆転】

【三役好転】は下記の3つの条件が揃うことで強い買いのサインと判断されます。

【三役好転】の条件

①株価が上昇し、雲から抜け出す。
②遅行線が株価を上抜く。
③転換線が基準線を上抜ける。

三役好転の逆で、強い売りのサインとなるものを【三役逆転】といいます。

【三役逆転】の条件

①株価が下落し、雲の下に抜ける。
②遅行線が株価を下抜ける。
③転換線が基準線を下抜ける。

三役好転と三役逆転は非常に強いサインとされており、株式投資やFXをやっている多くの人が利用しているサインです。覚えておいて損はないでしょう。

 

 

【三役好転】という名前が麻雀の役のようですね。
「A線とB線が交わる場合は【一気通貫】と言います!」
とか
「A線が株価を上抜いてC線がB線と交わったら【国士無双十三面待ち】です!」
とか言われても信じそうです。
※一気通貫と国士無双十三面待ちは麻雀の役です。株とは何の関係もありません。

 

一目均衡表でトレンドの押し目を探す

 

一目均衡表では、非常に強く長期的なトレンドが出た場合に、特徴的な線の並びになることがあります。
それは

株価(ローソク足)

転換線

基準線

先行スパン1

先行スパン2

という並び順。

一目均衡表_長大トレンド発生中

画像引用:yahooファイナンス

逆に、非常に強く長期的な下落相場の時は、真逆の並びになります。
この並びになっているチャートで株価が反転した場合に、一目均衡表で段階的に押し目の判断をすることがあるのです。

そのポイントというのが、ローソク足が各線に触れるタイミングです。

 

例えば、上昇中のチャートであれば、

  1. ローソク足が転換線に触ったポイントが第1の押し目。(まだまだ上昇する勢いがある)
  2. 基準線に触るポイントが第2の押し目。(まぁまぁ上昇する勢いが残ってる)
  3. 先行スパン1に触るポイントが第3の押し目。(上昇する勢いは少なくなってきた?)
  4. 先行スパン2に触るポイントが第4の押し目。(上昇する力はかなり少ない)

という風に、ローソク足がそれぞれの線に触れるごとに押し目として意識されていますよ。

 

上昇中の相場で一番上に位置する転換線に触れて反発するということはまだまだ上昇する力が強いですが、一番下にある先行スパン2に触れてやっと反発するということは、もうほぼ上昇する力は残っていないと判断されます。
線の上から順に、反発する力が強く、トレンドの勢いが強いことを示します。

下落中のチャートであればその真逆で、先行スパン2の雲を突き抜ける程に勢いがあれば買いだと判断できるでしょう。

もし上昇 or 下落相場で押し目を探しているときに、思い出してみてください。

 

一目均衡表は長期的なボックス相場では役に立たないので注意

 

非常に便利で頼もしい一目均衡表ですが、ダマシ( サインが出たのに逆の動きをする )が起きてしまうこともあります。
それはどんな時かというと、ある一定の高値と安値を行き来するボックス相場

テクニカル指標ではボックス相場に強いものと弱いものとがありますが、一目均衡表はボックス相場ではあまり役に立ちません。

ボックス相場で役立つのはボリンジャーバンドやRSI、ストキャスティクス等のオシレーター系( 買われすぎ・売られすぎを見る指標 )なので、ボックス相場ではボックス相場に強いテクニカル指標を使ってみましょう。

 

一目均衡表を含めて、売買のサインに絶対はないので注意

 

テクニカル指標の全てに共通して、売買のサインに絶対はありません。
一目均衡表でゴールデンクロスが出たからと言って必ず上昇することはなく、デッドクロスが出ても必ず下落するということはありません。

また、テクニカル指標の一つだけを使って取引するのは非常に危険です。
売買する際は様々なテクニカル分析・ファンダメンタルズ分析を見た上で判断してみましょう。

 

一目均衡表まとめ

 

売買のサイン自体は非常に簡単ですが、最初は【どの線がどれだっけ……】と少しごちゃごちゃしてしまうかもしれませんね。
でも大丈夫です。見ている内に慣れますw

 

むしろ最初は実際のチャートと解説を見比べて、確認しながらやってみましょう。
間違って覚えてしまうのは勿体ないことなので、最初に正しい方法で覚えてしまえば、後々すごく楽になるはずです。

一目均衡表を覚えることで、あなたの株取引がより楽しいものになりますように。

 

 

では、今回はこのへんで失礼します。

 

 

 

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