こんにちわ、もちこです。
最近すっかり冬の気配すら感じるような寒さになってきましたね。
暖かい家が嬉しいです。
暖かい家、ぬくぬくの部屋着、暖かいほうじ茶……ここまで来れば、次に来るものはもうこれしかありませんね。
そうです、栗饅頭とホラーゲームです。
色々と紹介したいホラーゲームがあるので、今回も付き合ってくださいませ。
栗饅頭もホラゲーもハマる時はとことんハマるという共通点がありますよね。
では早速、最近ハマっている【精神を蝕まれるような、正体の掴めない呪いのゲーム】から紹介したいと思います。
■I Feel Fantastic
ゲームと呼べるか微妙なゲームなのですが、一応ゲームです。
ゲームを起動すると、不思議と閉塞感を感じる少しだけ暗い部屋の中に、粗いポリゴンで作られた女性の人形がいます。
グレーのニットを着て、人形らしい無表情さで、ただこちらを見ているのです。
その人形は「I Feel Fantastic(とても気分が良い)」と歌っているようです。
酷く不安になるような、機械によって作られた声で、ひたすら「I Feel Fantastic」と歌っています。
プレイヤーにできるのは、カメラの位置を変更したり、四肢を動かしたり、人形を座らせたり、それしかできません。
たまに森の中のような映像に切り替わり、スタッフロールが流れるのみで、クリアするという概念はなく、ただ不気味に歌う人形を見ているだけです。
歌は勝手に人形が歌いだすので、意思のある人形の手足だけを動かすような、延々と呪いの動画を見続けるような酷く不気味な体験ができます。
実はこのゲームには元となる動画があるのですが、その動画をゲームにしたものなんです。
元動画も「I Feel Fantastic」というタイトルで投稿されており、YouTubeで最も恐ろしい動画として有名です。
こちらも、ひたすら女性のマネキンが歌う映像と、時々森の中のような映像に切り替わるのみ。
「I Feel Fantastic」の歌詞には続きがありまして、
「逃げて。逃げて。逃げて。私を放っておいて。放っておいて。あなたは素晴らしい」と歌っているように聞こえるのです。
そして山のような場所の一部がズームされるシーンも相まって、様々な憶測が飛び交いました。
中でも最も有名なのが、「殺人事件を示唆するものだ」というもの。
マネキンはその殺害された女性を示し、山のような場所にその遺体が埋められているのではないかという噂が流れています。(とはいえ、「なんでわざわざ自分が捕まるヒントになってしまう動画撮ったんだ」とか「あれだけの動画で事件と決めつけるのは無理がある」等の突っ込みどころも多く、ありがちな都市伝説である可能性が高いのですが……)
結局、その人形の出所が一致したとかしないとか、誰かが作ったアンドロドイドだったという噂もあるようですが、製作者と思しき人物が何も回答していないので、結局この動画の真相は謎のままです。
ゲームのダウンロードはこちらから。フリーゲームなので無料でDLできますよ。

元ネタの動画はこちら。不気味なものが苦手な方はご注意ください。
■デンシャ
電車に乗って、10歳の主人公は父親と一緒に田舎のおばあちゃんの家に向かっていました。
電車の中でうたた寝していた主人公が目覚めると、なぜか一人で古い和室にいます。
不思議な空間ですが、どうやらそこはデンシャの中のようなのです。
ですが、それはただのデンシャではありませんでした。
突然文字が画面一杯に広がったり、何もない場所に放り出されたりしながら、デンシャの中に散らばった、ちぐはぐで足りない部品を集めながら、終点を目指します。
そして終点まで着くと、重要な事実にたどり着くことになるのです。
謎解き要素が多いのですが、よく出来ています。
緩急のつけ方が非常に上手く、フリーゲームとは思えない完成度の高さです。
話の構成や演出がハイセンスで、文字や数字の使い方が凝っています。
脳みそががくんがくん揺さぶられるような独特のスピード感の演出が、まさにデンシャ。
デンシャのスピードと、このゲームの示唆するものが重なったときに、ちょっと感動します。
物語の途中で、このデンシャが一体何を示しているのかを理解すればするほど、そしてエンディングに何が待つのかを薄らと理解するほどにデンシャが止まってほしいと願ってしまうのですが、無慈悲にデンシャは進みます。主人公のデンシャも、ゲームの中で重要な人物のデンシャも。
怖いには怖いのですが、不思議と救いがあるような気がします。
謎解きもそこまで難しいものではないので、是非ホラーが苦手な方もプレイしてみてください。
ホラーというより、短い映像作品を見ているような気分になれる作品です。
変にお涙頂戴路線に誘導してプレイヤーを泣かせようとしない点も、物語として優れていると思います。
DLはコチラから。現在はWindowsのみ対応です。
■Close Your Eyes
主人公は恐らく人間ではないのですが、何かの実験をする施設のような場所にいます。
施設内は非常に暗く、徘徊する【何か】から逃げなかればならないようです。
このゲームには至るところで【目】の存在が重要となります。
まず、一見何もないように見える場所でも、目を閉じていることでしか見えないヒントが多々存在しており、様々な場面で目を閉じながらゲームを進めます。
また、あなたを追いかけてくる【何か】も、あなたの目を追いかけてきます。
でも、相手はあなたの目を目印に追いかけてくるので、あなたが目を閉じてしまえば、相手からもあなたが見えないのです。
目を閉じると、暗闇の中に足跡や配線、机等の一部のオブジェクトしか見えなくなるので心もとないのですが、近くに敵がいるとすぐに追いつかれてしまうのです。
ならずっと目を閉じていれば良いのでは、とお思いになるでしょう。
が、適度に目を開かないと、目視でしか確認できない障害物で進めなくなってしまうのです。
見たいけど目を開けられない、けれど目を開かなければならない……というなんとももどかしいゲームです。
一応マルチエンディングになっていまして、様々なエンディングによって物語の断片が示唆されています。考察が多そう。
王道のホラーゲームですが、目を閉じるという仕組みが面白いです。
気軽にホラーを楽しみたいときにオススメですよ。
DLはコチラから。

※DLの際に好きな金額を支払うこともできますが、無料で遊ぶこともできます。
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今回紹介するのは以上です!
恐怖の根源を垣間見るような【I Feel Fantastic】、
ハイセンスな演出と趣のある物語を持つ【デンシャ】、
王道のホラーでありながら面白いギミックの【Close Your Eyes】。
どれも非常に面白いホラーなので、是非やってみてくださいね。
では、今日はこの辺で失礼します。
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