こんにちわ、もちこです。
寒い季節になってきました。
ほっこりと温かい部屋でゴロゴロしながらみかん片手に見るものといえば、ホラーゲームですよね。
今回も冬にピッタリでもないホラーゲームを紹介したいと思います。
前回に引き続き、今回もPuppetComboという方が作ったゲームで、
タイトルは【POWER DRILL MASSACRE】。
前回紹介したNun Massacreの3年前、2015年にPuppetComboにより開発されたゲームで、PCでプレイ可能です。
相変わらず独特の表現、独特の世界が広がっており、レトロなホラーゲーム好きにはたまらない仕様です。
謎めいた独特の雰囲気による怖さなので、普段はホラーが苦手な人でもプレイ可能かもしれません。
ストーリー
主人公のメーガンが乗る車は、山の中で事故を起こしてしまいました。
幸運なことにメーガンに大きな怪我はありませんでしたが、一緒に乗っていたジェフという男の人は負傷してしまいます。
ジェフを助けるべく森の中を歩いていると、一軒の廃墟が見えてきました。
そのベランダに一瞬だけ人影が見えた気がして、メーガンは廃墟に足を踏み入れます。
しかし、廃墟に入った瞬間に外から鍵がかかってしまい、廃墟に閉じ込められてしまいました。
廃墟の中には工具のようなものが多く放置されていて、
更には誰かを監禁・殺害したような痕跡が多く残っていることから、
どうやらこの廃墟には、殺人犯が潜んでいるようです。
それを証明するように、遠くから不気味な電動ドリルの音が響いてきます。
主人公は殺人鬼から逃げながら、廃墟からの脱出を目指します。
独特の雰囲気を作り出す映像と音
BGMはほぼ無く、主人公の歩く音、そして風の吹く音ばかりが聞こえます。
殺人鬼に見つかってしまうと、後ろから追いかけて来る足音が聞こえてくるのですが、
無音の中で聞こえる走る靴音は非常に不気味です。
また、時折映像の中に知覚できない程に一瞬だけ何かの画像が表示されることがあります。
エゴン・シーレという画家が描いた裸婦像であったり、
十字架を逆さまにしたような謎のマーク等などです。
なぜこういったものが出るのか、また途中で逃げていく幽霊のような存在が何なのか、
殺人鬼は何者なのかといったものが全てがはっきり説明されているわけではありません。
ただ、ゲームの途中で見つかる断片的な手記やメモによって、うっすらとその背景を知ることができます。
古いホラー映画の演出
Nun Massacreと同じく、やはり映画的な演出が見られます。
主人公が車を離れて走り出すとタイトルロゴが現れたり、スタート画面が映画のビデオテープのケースを広げたようなデザインになっていたりと、細かいところで映画らしい作りになっています。
私がイチオシなのは、スタート画面のデザインです。素晴らしいです。
紙のケースの角が削れて白くなっている部分であるとか、
当時の映画にありがちな古いデザインが、正体不明の怖さをよく表現されています。
ゲームをプレイしている時に感じる籠もった音や、古い映像、どこにも逃げられない閉塞感がデザインに現れています。
クオリティの高い表現力に大興奮です。
PuppetCombo特有のホラー
モノクロの映像やVHSで見る昔の映画は、過去の時間に閉じ込められてしまうような独特の怖さがあります。
そこに目をつけたのは本当に素晴らしいと思いますし、ゲームにおけるホラーの表現として一つのジャンルとして成立していると思います。
そんなわけで、今後もちまちまPuppetComboの作品を紹介させていただく予定です。
ぜひあなたもPOWER DRILL MASSACREをプレイしてみてください。
こちらでDLできます。

2.95USDなので、現在(2020/11/24)の為替レートだと308円くらいでしょうか。
では、今回はこのへんで失礼します。また今度。
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