こんにちわ、もちこです。
あなたは株の世界で【グロース株】や【グロース投資】という言葉を聞いたことがないでしょうか。
グロースというのは英語の【growth】、つまり成長とか生育という意味の言葉です。
もう何となくわかるかもしれませんね。
言葉の意味そのままで、株の世界でのグロース株・グロース投資というのは
【成長率の高そうな銘柄・またはそれに投資すること】です。
グロース株はそのまま【成長株】と呼ばれることもあります。
でも、成長率なんてどうやったらわかるでしょうか。
今回はグロース株とはどんなもので、どのように探せばいいのか、解説したいと思います。
グロース株とは何か
冒頭でお伝えした通り、グロース株とは成長率の高い銘柄という意味です。
でも、【成長率】というとちょっと漠然としていますよね。
もうちょっと掘り下げてみましょう。
成長率が高い銘柄というのは、一般に【売上高と利益が年々増えていて、来期の予想でも利益が増加している銘柄】のことを言います。
また、既に成長し切っている会社でれば時価総額も大きくなりがちなので、できるだけ時価総額が低く、成長の余地があることも条件です。
成長を見込んで買うというのは、まさに投資という感じがしますね。
グロース株はテンバガーも夢じゃない?
グロース株は個人投資家から非常に人気があります。
なぜなら、グロース株はテンバガーも夢ではない程、大幅な株価上昇の可能性を秘めているためです。
過去にグロース株として注目を集め、大相場を築いてきた銘柄は数多く存在します。
分かりやすいところの例でいえば、現在では日経をけん引するほどの大企業・ファーストリテイリングですが、17年前の2002年頃は1株たった3,000円程度で購入できたのです。
現在の株価はご存知の方も多いかもしれませんが、大体60,000円台ですよね。
つまり、ファストリが3,000円台の頃に将来性を見込んで投資していた人たちは、まさにグロース投資をしていたということです。素晴らしい先見の明です。
グロース株の探し方
大きな利益を狙うことができるグロース株ですが、株初心者だって探してみたいものです。
そんなわけで、簡単ではありますがグロース株の探し方を解説します。
グロース株となるのは、主にこの3つの特徴を備えている銘柄だとされています。
- 売上・利益が年々増加しており、業績予想が伸びる見通しとなっている。
- 時価総額が低い。
- ROEが高く、自己資本比率が高い。
売上・利益・業績予想は先述した通り、【順調に利益を増やせていて、今後も増える見通しか】ということです。
時価総額も【まだ成長する余地があるかどうか】ということでしたよね。
では、最後のROEと自己資本比率について軽く解説します。
なぜROEと自己資本比率が高い方がいいのか?
ROEは【株主が支払ったお金をどのくらい上手にやりくりしていて、高いパフォーマンスを発揮しているのか】を表す数値です。
10%以上が望ましいと言われています。
つまり、同じ30万円というお給料を支払って、100万円稼いでくれる人と200万円稼いでくれる人のどっちがいい? ということですね。
この場合、勿論30万円で200万円稼いでくれる人の方がROEが高いです。
ROEが高い企業の方が、資金を上手に使って大きく利益を出せる=将来性があるといえますよね。
次に、自己資本比率は【会社の総資本のうち、どのくらいの資本が会社のものなのか】を表す数値です。
会社の総資本の中にはいずれ返さなくてはいけない借金も含まれているので、総資本そのものの数字が大きくても、
例えば70%が借金で30%が自己資本、ということもあり得るのです。
人に例えるとわかりやすいかもしれません。
同じ100万円を持っているAさんとBさんがいるとします。
Aさんの100万円の内訳は借金70万円と自分の貯金30万円。
Bさんの100万円の内訳は借金30万円で自分の貯金70万円です。
この場合、Aさんの方が経済的に不安定ですよね。
会社もまさに同じで、自己資本比率が低い会社は倒産の可能性が高いと言われています。
ちなみに、自己資本比率は40%以上だと倒産しにくく、70%が理想です。
いくら成長の余地があっても借金まみれでいつ倒産してもおかしくないような状態の会社は、将来性があるとはいえないですよね。
これが理由で、事故資本比率はグロース投資の中で重視されているのです。
※自己資本比率とROEの詳細はこちらでも書いています。よければ御覧ください!

条件を指定してスクリーニング!
業績を含む様々な数値はスクリーニングツールで指定できるので、各證券会社やトレーダーズウェブ等のスクリーニングツールを使ってみてください。
実際に検索するといくつか候補となりそうな銘柄が出てくると思いますが、【株は美人投票】とも言われるため、【多くの人が一番魅力に思うのはどの銘柄なのか】を踏まえて探してみると良いかもしれませんね。
ちなみに、割高になっても成長率が高ければ買われることが多いのもグロース株の特徴なので、PERが高くなっているものもあります。
スクリーニングしてみました
さて、具体的にどのように検索すればいいのか確かめるためにも、実際にスクリーニングしてみました。
使ったツールはトレーダーズウェブのスクリーニングルールです。

今回私が指定した条件は
- 出来高 50000以上
- トレンド(25日) 上昇
- 時価総額 10000000000 円 以下
- 売上高成長率 20% 以上
- 経常増益率 20% 以上
です!
これはあくまで一例なので、実際にスクリーニングするときはあなたなりの条件で検索してみてください。
その検索結果の中で、現時点(2019/10/07)ではこんな銘柄がもちこ的には良いかなと思いました。
1447 ITbook HD
ROE- 売上高成長率+82.1 経常増益率+496.7

8885 ラ・アトレ
ROE21.47 売上高成長率+26.7 経常増益率+22.3
そして師匠のオススメはこちら。
4240 クラスターテクノロジー
ROE1.59 売上高成長率+16.1 経常増益率+29.6

どうでしょうか。将来性ありそうじゃないでしょうか。
※こちらの銘柄の取引を推奨するものではなく、あくまで具体例として出しているのみです。記事の参考として御覧ください。
グロース投資とはどんなものか
グロース株に投資する場合、基本的に成長するまで待たなければならないので長期投資になりやすいといえます。
待てる人に向いている投資ですね。
また、グロース株は大化けする可能性がある反面、期待外れだった場合の損失も大きいので注意が必要です。
長期投資の場合は資金がホールドされていた時間に対して利益が少ないと、機会損失も大きいため銘柄を見極めることが非常に大切になるでしょう。
では、今回はこの辺で失礼します。
次回【バリュー株・バリュー投資とは何か】につづきます。
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