GPIFって何? 何をしている団体なのか調べてみた

GPIFって何?-何をしている団体なのか調べてみた 基礎知識

 

こんにちわ、もちこです。

 

突然ですが、あなたはGPIFという団体をご存知でしょうか。
普通に生活していると、あまり聞かない名前ですよね。

ですが、株の世界では非常に重要な役割を果たしている団体なのです。
日本国内だけでなく、全世界が注目しているといっても過言ではありません。

 

ではGPIFとは何かというと、【Government Pension Investment Fund】の略で、日本の【年金積立金管理運用独立行政法人】のことです。

漢字をこんなに羅列された時点で何が何だかわからないですね。
では、この漢字だらけの団体が何者で、何をしていて、なぜ株の世界で重要な存在なのか解説したいと思います。

 

 

GPIFとはなにか?

GPIFとは、わかりやすく言うと【日本の国民年金を管理・運用する団体】のことです。

 

ちょっとだけ話が変わりますが、日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満で厚生年金保険に加入していない場合、国民年金に加入して国民年金保険料を支払う義務がありますよね。

あのお金がどこにいくのかというと、年金を管理している厚生労働省です。

その国民から徴収したお金を厚生労働省から預かって、管理・運用をしている人たちがGPIFです。
厚生労働省が管理している独立行政法人で、2006年に設立されました。

【年金の管理・運用をしている】という時点で気付いた方もいると思いますが、要は機関投資家なんですね。

厚生労働省が国民から徴収したお金を更に増やす役割をもっているのですが、わかりやすく流れを解説します。

 

 

GPIFのやってること

国民→厚生労働省へと支払われた保険料を管理・運用するのはGPIFです。
その流れを簡単に説明してみます。

 

年金の流れとGPIFの役割

  • 厚生労働省「働けなくなった老後に年金払ってあげるから、20歳になったら年金払おうね」→
  • 国民「老後のお金ほしいし、払います」→
  • 国民が年金保険料払う→
  • 厚生労働大臣がGPIFにお金預ける→
  • 厚生労働省「これ国民から預かってる年金ね。頑張って増やしてよ」→
  • GPIF「了解っす」→
  • GPIF「自分たちでも一部運用するけど、信託銀行とか投資顧問にも手伝ってもらお」→
  • GPIF「信託銀行君と投資顧問君も上手い具合に運用するの手伝ってよ」→
  • 投資顧問・信託銀行「「了解っす」」→
  • お金増える。→
  • GPIF「運用で増えたお金、納めますよ」→
  • 厚生労働省「有難う。じゃあこのお金は国民の年金として給付しちゃうよ」→
  • 国民「やったね! 年金もらえたよ!」~Fin~

 

そんなわけですね。すごくわかりやすい。
現在の日本ではこれほど単純に上手く行ってはいないようですが、仕組みとしてはこんな感じです。

GPIFが管理・運用してくれたお金が私たちの年金になるわけです。

 

 

なぜGPIFは株の世界で注目されるの?

GPIFのやっていることは分かりましたが、言ってしまえば彼らは機関投資家の一つであって、さして注目する点があるようには見えませんよね。

ですが、GPIFには誰もが注目せざるを得ない究極の特徴があるのです。
それは彼らが運用している運用額にあります。

 

GPIFの運用額は、なんと159兆円
実はこの数字、世界の機関投資家の中で最大の運用額なんです。

 

数字が大きすぎてよくわかりませんが、世界一有名な投資家のウォーレン・バフェットの世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイでさえ運用額は13兆円なんです。
いかにGPIFの規模が大きいかわかると思います。

その規模ゆえに、GPIFは市場では【クジラ】と呼ばれます。まさにクジラ規模の大きさですもんね。

そんなわけで、GPIFがどこに投資を行うのかというのは、株の世界では非常に注目が集まります。
GPIFがほんの数%投資額を増やすだけでも、大きく相場を動かしてしまう為です。

 

 

アベノミクスを支えたのもGPIFだった?

安倍さんが行った経済政策に、アベノミクスというものがありますよね。

実はアベノミクスの成長戦略の一つとしてGPIFの資産運用の見直しを行うこととなり、2014年11月に運用している国内株式を12%から25%に引き上げています。
GPIFの運用額から見てもわかる通り、12%から25%への引き上げは相当な資金が日本の株式市場に流れ込むことになります。

 

そこに注目したのが、外国人投資家達でした。
彼らはGPIFの資金が大量に流れ込む日本株に投資を開始し、そして現在の外国人投資家が7割を占めると言われる日本の株式市場が出来上がりました。

GPIFの影響力がどれほど大きいのか、非常によく示しています。

 

 

GPIFが行うESG投資とは

そんなGPIFが最近注目して、本格投資をしようとしているのが環境債です。

環境債(グリーンボンド)というのは環境対策事業の資金調達等を目的とした債券で、世界銀行をはじめとした金融機関・政府・自治体等が発行しています。
要は環境問題の解決をするための投資をしようというわけです。

 

なぜGPIFが環境債に投資するのかというと、GPIFはESG投資というものを重視しているためなんです。

ESG投資というのは、環境(Enviroment)・社会(Social)・企業統治(Governance)の3つに配慮している企業を重視・選別して行う投資のことです。

 

わかりやすく言うと

  • 環境に配慮している。
  • 人権の対応、女性活躍の推進や労働環境の改善等をしている。
  • 法律を守っていて透明性のある経営をしている。

この3つを重視している企業や団体・債券に投資したいということですね。

 

GPIFはこのESG投資を重視しているため、環境債への投資を決定しました。

GPIFは債券だけでなく元々株式でもESGを対象とした株式指数に連動する運用をしていましたが、債券でも投資規模の拡大をしたい狙いがあるのだそうです。

 

 

GPIFが注目するセクター=世界が注目するセクター

GPIFが世界最大の運用資金を持っていることは先述した通りです。
そして、GPIFが今重視しているのはESG投資。

 

ということは、今後相場の世界ではGPIFがESG投資に基づいて選んだ企業やセクターに資金が集まる可能性が高く、それだけ注目が集まるということです。

 

また、現時点ではESG投資を重視していますが、今後GPIFが特定の分野に関心を持ち、新たな投資先として検討する可能性もあります。

是非あなたもGPIFの動向には注目してみてください。
全体相場を知る上では、非常に有効な手がかりの一つとなってくれると思います。

 

では、今回はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 

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コサックもちこ

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