こんにちわ、もちこです。
今日は2年程前に全世界のゲーマーを凄まじいイライラに陥れたゲームを紹介します。
タイトルは【Getting Over It with Bennett Foddy】(通称:Getting Over It)。
壺男のゲームといえば、覚えている方も多いかもしれませんね。
2017年にBennett FoddyさんによりリリースされたPCゲームです。STEAMでDL販売されているほか、Android、iPhoneでもプレイできます。
このゲームは壺に入っている裸の男の人が、ハンマーで崖を登るだけのゲームです。
状況といい崖を登る理由といい謎しかありませんが(そしてこの謎は特に解消されませんが)、このゲームの最大の特徴は、とんでもなく操作がやりづらく、とんでもなくイライラすることろにあります。
最上級のイライラ体験ができるゲームとして、非常に話題になりました。
まさにこのゲームを象徴する、STEAMの説明文がこちら。
【特定の人に向けて、誕生した、ゲーム。特定の人を、傷つけるために。】
■特にストーリーもなく崖を登る理由もない
このゲームには特にストーリーはありません。
ただ壺に入っている裸の男の人が、ハンマーで崖を登るのみです。
主人公の男性の名前はディオゲネスといいます。
何も喋りませんが、壁にぶつかるなどの衝撃を受けると、「アッ」とか「ウッ」というかすかなうめき声や悲鳴をあげるのみです。
見えている上半身は裸で、下半身は丸々壺に入っており、激しく動くと壺から水が溢れているようにも見えるので、もしかしたら壺の中には水が入っているのかもしれません。
また、ステージは岩・家具・ダンボール・家などがひたすら積み重なった謎の崖です。
様々な日用品が岩と一緒にでたらめに積み重ねられており、非常にシュールな光景。
このステージはどういう世界なのか、男性がどんな存在なのか、なぜ男性がよりによってハンマーで崖を登るのか、全くわかりません。
■とにかく高難易度かつイライラの塊
ゲームがスタートすると、荒野のような断崖絶壁の前で、ハンマーを持った主人公が一人壺に入って佇んでいます。妙に可愛らしくも勇ましい姿。
そして、彼を操作して目の前にある岩の崖をハンマーを引っ掛けながら登り始めるのですが、とにかく操作が独特で難しいのです。
ハンマーを引っ掛ける位置が悪いとハンマーが滑って上手く登ることができず、
ハンマーを引っ掛けて梃子の原理で主人公の身体を持ち上げようとすると、変な場所に着地してしまったり、
着地した場所によってはハンマーを引っ掛けることができなかったり、
動きに勢いが付きすぎると思わぬところにふっ飛ばされてしまったり……。
とにかく操作が難しく、隙あらば主人公はゲーム開始地点まで滑落してしまいます。
(どの高さから落ちても死ぬことはないので、ゲームオーバーにはなりません)
一見簡単そうにも見えますが、アホほど難しいです。
■開発者の方のナレーション(という名の煽り)
失敗して折角登った崖から落ちたり、あるいは上手く崖を登って新しいステージに入ったりすると、やたら穏やかなBGMに乗せて男の人が何やら喋ってくれます。
声の男性は開発者のBennett Foddyさんなのだそう。
彼はこれまで開発したゲームの話や、ゲームをどうやって作っているとか、それっぽい良さそうなことを言っていたりしますが、プレイヤーは散々な目にあっているので、大体ものすごく頭にきます。
例えば、とんでもない苦労をしてガラクタの山のような崖を登って、ほんの少しのミスで滑落して振り出しの位置まで戻される……そこで、流れるメッセージがこちら
「私たちが失敗と呼ぶのは、落ちることではなく、落ちたままでいることだ」
「うるせえよ」としか言いようがありません。
■シュールで高難易度のイライラゲー、それなのに大人気
とんでもなくイライラする高難易度のゲームだというのに、このゲームは非常に人気があります。
単純にネタとして楽しく、理不尽過ぎる難易度に心が折られることすら面白いと感じさせてくれます。
壺に入っている裸の男性が黙々と登る姿がそう思わせるのでしょうか。すごく不思議。
また、このゲームには特定の解法というものが存在せず、人によって様々なやり方ができるパズル要素や、意図的にギリギリでクリアできる高難易度にされている点など、非常に丁寧に計算されて作られていることも魅力の一つでしょうか。
(「作り込みが甘くてうっかり高難易度になっちゃった」とか「肝心なところが説明不足で高難易度になっちゃった」という、クソゲーにありがちな高難易度とは少し違います)
更に、高難易度であるが故に、クリアできたときの達成感もクセになるという理由もあります。
或いは、実況動画で面白いリアクションが撮れやすいのも一因かもしれません。
最近のゲームでは、【動画的に面白いかどうか】も人気を得るうえで重要になってきているのではないかと思います。
とはいえ、やはり動画で見るのと自分でやるのとでは大違いです。
是非あなたも壺に入った男性になりきって、ハンマーで崖を登ってみてください。
奇声を発しながら頭をかきむしりたくなること間違いなしです。
では今回はこのへんで失礼します。
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