こんにちわ、もちこです。
あなたは古い白黒の無声映画がお好きですか?
当時のフィルムの特徴なのか、雨が降っているような独特のポツポツというノイズが入り、酷くざらつきながら揺らぐ画面にかろうじて像を結ぶ世界は、他にはない魅力があるものです。
そんな白黒映画を再現したホラーゲームがあります。
それが今回紹介する【Letter To A Friend】。
2015年にChristoph Freyさんという方が開発した作品で、PCでプレイできるフリーゲームです。
非常に短くシンプルなゲームで、音も映像も朧げな世界を彷徨うのみですが、なんともいえない魅力に溢れています。
終電を待つ駅のホーム
ことの始まりは、あなたは友人から一通の手紙を受け取ったことでした。
どうやらその友人は画家のようで、深夜の駅で不思議な経験をしたのだそうです。
その手紙を読み進めながら、あなたは友人の目線になって駅のホームを彷徨います。
時刻は深夜1時過ぎ。友人はアトリエから自宅のアパートに帰るために、終電を待っていました。
電車が来るには時間が早かったので、夜の静寂を楽しみつつスケッチをしていましたが、このホームには不思議な存在がいるようです。
時折見える微かな人影も、通り過ぎる電車も、街灯の灯りも、ホームの中にあるベンチも、すべてがざらついて粗い映像で表現されているため、正体が何もかも曖昧で、幽霊や幻想・または過去の残像のように見えます。
【確かなものはない】ということを表現するうえで、この映像はかなり適したものであると言えるでしょう。
また、ホラーゲームでありながら、無声映画を意識したものなので、BGMも効果音もほぼありません。
ポツポツとしたノイズと、フィルムが回るような音ばかりです。
全体的に非常に静かで、正体の見えない怖さが表現されています。
本当に短い作品で、20分もあればクリアできます。
映像と同じくストーリーもほんの僅かなものでしかありませんが、独特の雰囲気は非常に良く出来ています。
ゲームというよりもショートムービーや映像作品にも近いですが、一つの表現方法として優れたものであることは間違いありません。
フリーゲームなので、ぜひあなたもプレイしてみてくださいね。
では、今回はこのへんで失礼します。また今度。
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