日銀が株を買い支える時に買っているETFを調べてみたお話

日銀が株を買い支える時に買っているETFを調べてみたお話 基礎知識

 

こんにちわ、もちこです。

突然ですが、以前当ブログでは日銀がETFを買うことで日本株を買い支えているのですよ、ということをまとめていたのです。

前回の記事はコチラ→

日銀の買い支えって何? 日銀と株価とETFの話
TOPIXが大幅に下がってしまうと、日銀がETFを買い付けて市場介入することをご存知でしょうか。 この記事では日銀が株式相場にどのような影響をもっているのか、ETFとは何か、日銀がETFを買い付ける理由はなぜか解説しています。

 

 

なんですが、今回は更に踏み込んで、日銀が具体的にどのような銘柄を買い入れているのか、またどれだけ買っているのかを調べてみました。

日々日経に振り回される個人投資家としては、日銀の存在感は無視できないものがあります。
日銀の動きを知ることで、少しでもトレードを有利に進めたいものです。

 

 

■日銀の買い支えについて、ざっくりとおさらい。

まずは日銀による日本株の買い支えからおさらいしてみましょう!

  1. 日本、めちゃデフレでやばい。(デフレっていうのは物に対してお金が少ない状態)
  2. 日銀(日本銀行)は日本の景気よくしなきゃいけない。→
  3. 日銀めっちゃ考えた。→
  4. 日銀「お金の量が足りないなら、僕が市場にお金注ぎ込めばいいよね!」→
  5. 日銀「でも僕が特定の誰かにお金を直接渡すわけにもいかないし、まして直接個別銘柄を買うのもダメなんだよね」→
  6. 日銀「あ、わかった。
    じゃあETFっていう銘柄の詰め合わせを買って、間接的に日本の市場にお金注ぎ込めばいいんだ」→
  7. 日銀「特に日経平均株価とかTOPIXとかに寄与度の高い銘柄が入ってるETFだといいよね! ほーれどんどん買うよー!」
    個人投資家「やったー! 日経平均株価があがってるよー!」→
  8. 日本、スーパー景気回復!!
    ~完~

(※まだ回復していないんですが、日銀の計画では回復する予定です。
日銀が思うよりも買入での景気回復は難航しており、現在ではなんと日銀が日本の主要銘柄の間接的な大株主になってしまっています。
そして日銀が今まで買い入れた銘柄を売る時、そして買入をやめたときに何が起きるのかは、誰にもわかりません……)

 

すごくザックリですが、これが前回解説した日銀がETFを買い付ける流れです。

 

 

■日銀は具体的にどんな金融商品を買っているのか?

先程の解説にもあった通り、日銀は主に株式指数(TOPIX・日経225など)と連動する形のETFを購入しています。
例えば、1306 TOPIX上場投信・1321 日経225上場投信などですね。

 

他にも、設備投資・人材投資に積極的に取り組んでいる企業を支援するためのETFを購入しています。
例えば、1480 企業価値ETF(設備・人材投資ETF枠)・2518 日本株女性活躍ETF(設備・人材投資ETF枠)などなど。

 

そしてさらに、もうひとつ。
日銀では不動産投資法人への投資も行っているのです。
これはJ-REIT(ジェイリート)といって、不動産に投資するための投資信託のこと。
こちらは日銀が大量保有報告書を出しているので、具体的にどれに投資しているのか確認できますよ。

例えば、ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)・福岡リート投資法人(8963)・日本プライムリアルティ投資法人(8955)などなどです。

 

 

 

■日銀の買っている銘柄は厳密にはわからない

J-REITの場合は大量保有報告書で確認することができますが、それ以外のETFに関しては日銀は具体的にどの銘柄を買っているのか公表していません。

では、どんな銘柄を買っているのか予測してみましょう。
なにせ日銀は動かす金額が桁違いです。
日銀のように巨額の資金で買い入れた場合、必ず市場に痕跡は残るので、推測することも不可能ではなさそうです。

 

 

 

■日銀が買っている可能性の高いETF

そんなわけで早速調べてみました。

東証証券取引所(東証マネ部)の発表によると、先月(2019年7月)の売買代金増加率ランキングは下記の通りです。

1位 大和MSCI人材設備(1479)
2位 ダイワ電機(1642)
3位 NZAM224(2525)
4位 ETF・銀行(1612)
5位 ダイワ情報(1643)

1位はまさに人材設備関連なので、日銀が買い入れた可能性が高そうですね。

また、その前の月(2019年6月)の売買代金のランキングがこちら。

1位 大和ESGセレクト(1653)
2位 大和ブロッサム(1654)
3位 NZAM Jリート(1595)
4位 上場米債ヘッジあり(1487)
5位 SPDRゴール(1326)

先月と先々月を見る限りでは、大和AM(大和ハウス・アセットマネジメント)が運用しているものが多い印象です。

これがどういうことを示すのかわかりませんが、日銀は大和AMが運用するETFを買い入れたい意図があるのかもしれませんね。
とはいえ、これは一時的なものかもしれませんし、どういう意図があるかによるのですが……。

(参考:東証マネ部 https://money-bu-jpx.com/special/trend/

 

 

 

■日銀はどの程度の頻度で買入を行っているのか?

日銀が買入を行うのは、前回の記事でも少しだけ触れた通り、前場でTOPIXが大幅に下がった日です。

実は日銀のHPを見ると具体的な履歴が残されているので、確認することもできます。(http://www3.boj.or.jp/market/jp/menu_etf.htm )

 

2019年8月に入ってからだと、8/1に設備投資・人材投資ETF枠で12億円購入しており、その翌日の8/2には指数連動型ETFを707億円、設備投資・人材投資ETF枠でも12億円購入しています。
また、米中貿易摩擦が激化して大幅下落となった昨日(2019/08/05)も指数連動型ETFを707億円、設備投資・人材投資ETF枠でも12億円購入しているようです。

実際に、昨日の日経の5分足を見てみみましょう。

 

 

前場が非常に下げていますが、後場から綺麗に戻す動きとなっています。
指数連動型ETFを707億円も買い入れると、日経がこんな動きになるのですね……。

(参考:指数連動型上場投資信託受益権(ETF)および不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入結果→http://www3.boj.or.jp/market/jp/menu_etf.htm )

 

 

 

■まとめ

日銀が買っているETFとその履歴に関して、今回はまとめてみました。

 

私もここまで頻繁に日銀が買入をしていると知りませんでした。
もし興味があればこれまで日銀が買入を行った履歴をご覧ください。結構きてます。

 

もし今後日銀が更に様々な種類のETFを買い入れるとしたら、どんな分野の銘柄になるのでしょうね。

皆目検討もつきませんが、もし私が日銀だったら、国としてこれからもっと伸ばしたい分野にお金を注ぎたいと考えそうですね。

 

 

では、今回はこのへんで失礼します!

 

 

 

 

 

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