こんにちわ、もちこです。
あなたはシクリカル銘柄というものをご存知でしょうか。
なんか難しそう、とブラウザバックするのは待ってください! 大丈夫、わかりやすく解説しますから。
突然「シクリカル銘柄とは景気敏感株とも言われている銘柄群のことであり景気の循環に伴い循環する様はまさに輪廻転生」みたいな難しい説明はしません。
シクリカル銘柄を13文字で説明すると【景気の影響を受けやすい銘柄】です。わかりやすい。
景気良いと調子良くて、景気が悪いと調子でないです。
以前紹介したディフェンシブ銘柄と対をなすような銘柄なんですよ。
ちなみに、ディフェンシブ銘柄を11文字でおさらいすると、【景気に左右されない銘柄】です。景気に関わらずいっつも需要がある銘柄ってことです。わかりやすい。
前回はディフェンシブ銘柄について解説していたので、今回はそれを対をなす【シクリカル銘柄】について説明しますよ。
どうぞお付き合いくださいませ。
シクリカル銘柄とはなにか?
シクリカル銘柄とは冒頭でもお伝えした通り、【景気の影響を受けやすい銘柄】です。
でも、シクリカルって言葉はどういう意味なんでしょうか。
ググってみたところ、英語で【Cyclical】とは【周期性の・循環・循環的な景気変動】という意味なのだそうです。分かるような分からないような。
循環というと、ぐるぐると同じ過程を繰り返してることを言いますよね。
例えばもちこの日々の循環は、
【寝て⇒起きて⇒仕事行って⇒お昼に麻婆豆腐食べて⇒仕事して⇒晩御飯に油淋鶏食べて⇒寝て⇒起きて…】
ということになります。
実は景気にもこれと同じような循環というものがありまして、シクリカル銘柄の場合はこの景気の循環に影響される、ということなのです。
シクリカルとは景気の循環のこと
シクリカル銘柄の場合の【シクリカル(循環)】は、景気の循環のことを言っています。
景気とはランダムで規則性がなく、突然よくなったり悪くなったりするもののように思うかもしれませんが、長い目で見ると四季のように循環しているのだそうです。
そのサイクルとは【景気回復⇒拡大⇒後退⇒悪化⇒景気回復…】というもの。
もう大体お分かりいただけたかもしれませんが、シクリカル銘柄とは、この景気循環と同じ流れで循環する銘柄のことなんですね。
つまり、景気が回復すればシクリカル銘柄の株価も回復し、景気拡大となれば株価が更に上昇、そして景気の後退と一緒に株価も後退し、悪化し、いずれは回復し……という具合に、【景気と一緒に流れていく】銘柄なんです。
この特徴があるため、シクリカル銘柄は【景気敏感株】・【市況関連株】と呼ばれることもありますよ。
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※ちなみに、最近よく米国ではよく「リセッション来たんじゃない?」「これはリセッションでしょう」と何かにつけて【リセッション】という言葉が使われますが、リセッションもこの景気のサイクルの中の一つなのだそう。
リセッションは景気の拡大から後退に至るまでの過程のことで、要は【今が好景気の頂上付近で、これから景気悪化してくるんじゃないの?】という論調が出てきた、ということですね。
いつ好景気の終わりがくるかは分かりませんが、頭の良い人たちが色々と予想しているわけです。
シクリカル銘柄の業種
シクリカル銘柄がどんなものかわかったところで、具体的なシクリカル銘柄の解説をしますよ。
シクリカル銘柄、どんな業種の銘柄だと思いますか?
そこを理解するにはまず「景気が良くなったり悪くなったりすると、何が起きるのか?」ということを考えてみると良さそうです。
シクリカル銘柄が生れる仕組み
ちょっと想像してみてください。
日経が30,000円を超えて、急激な好景気が訪れたとします。
デフレも脱却できて政府も日銀も国民もハッピーです。盆と正月と振替休日が一緒に来たようなテンションです。
すると何が起きるでしょうか。
景気が良いので、あなたも会社から高いお給料をもらえました。やっほう好景気。
それで何をするのかというと、お買い物しますよね。
きっとあなたのことですから、真っ先にずっと欲しかった高級テルミンを買いますよね。
それから、車とか家とか、今まで全然買えなかったものに手が伸びるようになったので、今のうちに買ってしまおうかと検討するかもしれません。
そうなんです。
好景気になると、物がたくさん消費されるようになるんです。
そうなると、どうでしょうか。
製造業は嬉しいですよね。売上がじゃんじゃん上がりそうです。
それから、製造業に材料を提供してる人たちも同時に嬉しいですよね。
あと忘れてはならないのが、商品を運ぶ人たちです。
物が売れるということは、物流も盛んになります。
もうお分かりいただけたと思いますが、製造業またはそれの材料・素材に関連する銘柄、そして製造された物を運ぶ運送業がシクリカル銘柄とされています。
具体的な業種は下記の通りです。
・製造業
自動車 / 精密機器 / 造船 / 輸送用機器
・物を運ぶ運送業
陸運 / 海運 / 空運 / 倉庫
・材料
石油 / 鉄鋼 / ゴム / 科学 / 紙パルプ / 繊維
シクリカル銘柄のトレード
景気の循環とともに循環するシクリカル銘柄ですが、トレードはどんな風に行うべきでしょうか。
先ほど解説したシクリカル銘柄の特徴を、もう一度思い出してみましょう。
景気が良いと上昇して、景気が悪いと下落するんですよね。
ということは、トレンドの流れに沿った売買をするのが得策かもしれませんよ。
つまり、景気が悪い時に集めておいて、景気が良い時に売るというやり方です。
景気が良い時に活発に売買して、景気が悪い時はさわらない、というのもアリですね。
あるいは、景気が悪い時にこそ注目されるディフェンシブ銘柄とまさに対極なので、景気が悪い時はディフェンシブ銘柄で売買して、景気が上向いてきたら、シクリカル銘柄で売買するというのも良さそう。
デイトレや中期・長期のように、あなたの取引するスタイルによって、やりやすいやり方を選ぶと良いでしょう。
シクリカル銘柄まとめ
最後にシクリカル銘柄について、まとめてみましょう。
①シクリカル銘柄は景気の流れに沿って動く銘柄のこと。
景気には大きな流れがあり、【景気回復⇒拡大⇒後退⇒悪化⇒景気回復…】の順に巡っていますが、シクリカル銘柄もこれに沿って動くことが多いです。
②なぜ景気の流れに沿うのかというと、シクリカル銘柄には下記の仕組みがあるため。
景気が良い⇒物が売れる⇒材料に関連する業者まで株価が上昇。
景気が悪い⇒物が売れない⇒材料に関連する業者まで株価が下落。
③最後に、シクリカル銘柄と呼ばれるのはこんな業種です。
・製造業・(製造業を支える)材料のセクター・運送業
まさにいつも需要のあるディフェンシブ銘柄とは逆ですね。
是非あなたもシクリカル銘柄の特徴を上手く活かして、景気の呼吸に合わせたトレードをしてみてくださいませ。
では、今回はこの辺で失礼します。
ディフェンシブ銘柄についての記事はこちら。

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