今日は、もちこです。
突然ですが、あなたはゴリラが好きでしょうか。
ええ、みなまで言わずともわかります。すごく好きだとおっしゃってましたよね。
動物園に行った時に、「動物園でゴリラの檻の前で3時間潰せる」と話して下さったのを覚えています。
今回はそんなあなたに非常にお勧めなゲームを紹介します。
タイトルは【APE OUT】。
2019年にGabe Cuzzillo氏によって開発されたアクションゲームで、 PC でプレイ可能です。
一言でいえば、ゴリラが謎の施設を脱出するために暴れるだけのゲームですが、その暴れ方が非常にスタイリッシュなんです。
いうなれば【スタイリッシュゴリラアクション】。
ゴリラとスタイリッシュが結びつかないかもしれませんが、おそらくあなたが想像する50倍はお洒落でスタイリッシュです。それくらい、かつてない程スタイリッシュなんです。
飛び散る血飛沫、鳴り響くシンバル
まず、このゲームの世界は絵本のような、デフォルメされたアイコンのような描かれ方をしています。
ステージもキャラクターもシルエットのみが塗りつぶされており、それがぬるぬると動きます。
アクションゲームの中では珍しく、真上から見下ろした状態の画面です。
最初は主人公であるゴリラが檻の中に捕らえられており、この折をぶち破って脱出するところからゲームスタート。
檻の外には施設を守っている兵士のような人の姿が見えますが、彼らも容赦なくぶっ飛ばして進みます。
しかし、ただぶっ飛ばすけではないんです。
ゴリラが暴力を振るうたびにジャズのシンバルが鳴り響くんですよ。
ゴリラの圧倒的なパワーで人間は成すすべなく壁に叩きつけられ、シンバルの音に合わせて派手に血が飛び散り、砕けた骨が散らばります。とにかくパワフルで、抜群の爽快感。
見た目が非常にスタイリッシュで可愛いので、人が叩きつけられた時のゴア表現にすら愛嬌を感じます。
シンバルの音を響かせながら音楽を紡ぐように殺戮を繰り返すというのが、非常に暴力的で洗練されています。
人間の持つ銃の重たい音や、揺れる画面から感じる衝撃。
リアリティのない絵柄から感じられるリアリティが非常に良い味です。
無駄な説明が出てこないというのも、このゲームのシンプルで暴力的な魅力を引き立てています。
まるで映画のようなステージの演出もあり、とにかくお洒落です。
野性的な単純な凶暴さ
ゴリラの攻撃方法は案外多彩です。
基本は【殴る】と【つかむ】だけですが、人間を掴んで盾にとり、暴れる人間の銃で敵を攻撃をしながら進んだり、 壊した扉を盾にして相手の攻撃を防ぎながら進んだりと、やり方が野性的なくせに人間くさくて汚いです。
基本的にゴリラは非常に強く、単純な腕力や機動力で人間に負けることはまずありません。
ただ、相手は銃を持った人間です。銃の一撃は重く、大人数が出てくることもありますので、 囲まれるとすぐに死んでしまいます。
とはいえ、人間はゴリラを見たときに一瞬怯んで動きが止まるので、こちらが迷わなければ一瞬で息の根を止めることができますよ。
コツさえつかんでしまえば、楽しみながらクリアできる難易度だといえるでしょう。
音との一体感
全体的に音楽に焦点を当てられており、ステージで流れる音楽、ゴリラが暴れた時のランダムなシンバル、そして物を破壊した時の音など、とにかく音による演出が素晴らしいです。
アクションゲームをやっているはずなのに、音楽を奏でているようです。
お洒落なのに野性的で暴力的、それなのに可愛くすら見える、それらをまとめて一つの楽曲として成立させているような、非常に素晴しい作品です。
作った方は相当な音楽好きなのでしょうか。
ゲームのほかに、音楽や映画、映画のポスター等のデザインからの影響を強く受けていそうです。
ステージセレクト画面がそれぞれジャズのアルバムのジャケットに近づけていて、それも非常にお洒落。
ジャズのように楽しい爽快感と高揚感
ジャズ特有の楽しさと美しさが溢れているので、アクションゲームが好きな方だけでなく、ジャズを聴いてる人にも是非やって欲しいです。
音ゲーとは少し異なる意味で、音楽と一体化することができますよ。
独特の爽快感と高揚感が感じられるAPE OUT、ぜひプレイしてみてくださいね。
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では、今回はこのへんで失礼します。
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